イギリスの生活保護の暮らし|世界まる見え!

日本テレビの「世界まる見え!テレビ特捜部」でイギリスの生活保護について放送されました。手厚い社会保障制度を誇るイギリスの生活保護は日本でいう生活保護に失業手当、母子家庭手当、子供手当など様々な手当を加えたもの。それらの審査基準は日本に比べて甘く、しかも給付される金額も多いと言います。中には「働くより生活保護を受けている方が全然マシよ」というような人も。2011年のイギリスの生活保護の受給者数は約357万人。実に17人に1人が生活保護を受けている計算になります。第二次世界大戦で多くの失業者を出したイギリスは貧困にあえぐ人たちを救済しようと国民全てが安心できる社会保障制度を確立しました。

 

シングルマザーのソフィー(21歳)とエマ(28歳)は現在無職で失業手当や母子家庭手当、子供手当などの生活保護で暮らし、家賃は住宅手当で全額まかなわれています。ソフィーは月に約28万円(住宅手当は別)、エマは月に約35万円(住宅手当は別)の生活保護をもらっています。

 

リバプールに住むヴィニー(38歳)とジェニー(44歳)の夫婦は6年以上も職に就かず生活保護を受けています。二人の住む家も住宅手当でまかなわれているためタダ。その他に月23万円ほどもらっています。それにも関わらずジェニーは「このお金じゃ生活するのにギリギリだわ」と文句を言っています。家にはテレビが3台もあり、全てケーブルテレビに加入しています。さらに2人の間には前妻と前夫との間に9人の子供がいますが誰一人働かず生活保護で暮らしています。

 

2男9女、合わせて11人の子と孫と一緒に暮らすヘザー(37歳)はこれまで一度もフルタイムの仕事についたことがなく11人分もの子供手当など生活保護で暮らしています。その額は何と月に約85万円。年間で1000万円にもなります。車を2台所有し庭には子供が遊べる巨大トランポリンもあります。この受給額がマスコミで取り上げられるとイギリス国民から非難が殺到しました。ヘザーは「給付金の女王」という皮肉なレッテルを貼られました。最近ヘザーは自治体が提供している家が狭すぎると訴え出ました。すると何と新築一戸建てへの転居が認められたのです。その家は寝室6部屋にバスルームが3つもある大豪邸です。もしも購入すれば50万ポンド(約9150万円)にもなります。しかしマスコミがこの話をかぎつけ新築一戸建てへの引越しは無くなりました。その代わりとして今住んでいる家の改築が政府に認められ広い家へと生まれ変わりました。もちろんその費用をヘザーが支払うことはありません。