冬虫夏草で一攫千金を狙う人々|世界まる見え!

日本テレビの「世界まる見え!テレビ特捜部」で冬虫夏草で一攫千金について放送されました。ネパールのドルパ地方で細々と農業を営んでいるスガラル家。5月が来ると一家は高級食材「冬虫夏草(とうちゅうかそう)を探しにヒマラヤ山脈へ登ります。この時期、ドルパ地方のほとんどの村人が山へ行きます。約6万人もの人が山に押し寄せてくるのです。そのため宿泊施設もあり、温かい食事を出す店を建ち並びます。

 

この辺りに住むコウモリガの幼虫に地中に染み込んだキノコの胞子が寄生すると、キノコは体内でジワジワと繁殖。やがて頭を突き破って地上に伸びていきます。これが中国で滋養強壮作用があるキノコとして信じがたい高値で取引されている冬虫夏草です。収穫時期は5月~7月にかけての2ヶ月。しかも最近では探す人が増えたため、取れる数は1日1人10本程度です。

 

スガラル家は収穫した冬虫夏草を1本180ルピー(約310円)で仲介人(ダンチャンドラ)に売り約9万円のお金を得ていました。これで1年暮らせるそうです。ダンチャンドラは買い集めた冬虫夏草を自宅で乾燥させます。仕入れた量は全部で10kg。仕入れ価格は約600万円。これをネパールの首都カトマンズへ。ここでダンチャンドラは雇い主ダヌと合流し香港へ。冬虫夏草を扱う専門店で約1700万円で買い取られていました。この冬虫夏草10kgの店頭価格は約3500万円です。

 

高価な冬虫夏草を好む客は中国で増えてきた富裕層。滋養強壮のもととなるヒマラヤのキノコは富の象徴として人々の欲望を満たしているのです。




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