タイタニック号の記憶を持つ4歳の男の子
タイタニック号は、当時世界最大級を誇った豪華客船です。1912年に処女航海に出ましたが、氷山に激突し北大西洋に沈没しました。
そのタイタニック号の知るはずのない記憶を持っていたのは、事故から86年後の1998年、当時4歳だったジェーミーくんです。
アメリカのウィスコンシン州に住むジェーミーの母親のスーザンさんによると、ジェーミーはある日突然タイタニック号だという船の絵を描き始めたと言います。ジェーミーは一度「タイタニック号」の映画を見たことがあるそうですが、その後50枚以上ものタイタニック号の絵を描き続けました。
ジェーミーが描いたタイタニック号の絵には4本の煙突が描かれていますが、1本だけ煙が出ていません。このことを母親がジェーミーに聞くと「この煙突はダミーだからいいんだ」と答えたと言います。
実は、タイタニック号の煙突で煙が出るのは3本で、残りの1本は船内の換気などに利用されていたと言われ煙は出なかったのです。このことは映画を見ただけでは分かるはずもなく、母親も知らなかったことを4歳の男の子はなぜ知っていたのでしょうか?
ジェーミーは、さらにもう一つのタイタニック号に関する謎の記憶を持っています。ジェーミーはタイタニック号のリベットについて、「鉄じゃなく鋼鉄にすればよかった。そうすれば事故は起こらなかった」と言ったそうです。リベットとは鉄板などを接合するさいに使用する部品です。
当時は、ネジより振動などに強いという利点から橋や船などで使用され、タイタニック号の船体もリベットにより接合されていました。しかし、タイタニック号で使用されたリベットには問題があったという説があり、それが沈没した一因とも言われています。なぜ4歳の男の子がそのことを知っていたのか謎でした。
さらに、ジェーミーはこの記憶を語り始めてから毎晩うなされるようになったと言います。ジェーミーは自分が溺れて死んでいく夢を見るようになったのです。
海兵隊員の生まれ変わり?
アメリカ・バージニア州に住むアンドリューくん(7歳)は4歳の時「何で僕を火の中で死なせたの?」と言い出しました。さらに、アンドリューは「自分は海兵隊員でヴァルという名前だ」と言いました。それからアンドリューは毎晩のように火の中で死ぬ夢を見てうなされるようになりました。
心配になった母親はアンドリューを病院に連れて行きましたが何も問題は見つかりませんでした。
そしてアンドリューは「僕はジョージア州にお母さんとお兄さんと住んでいたんだ」と言い出しました。しかし、アンドリューはジョージア州には一度も行ったことがありません。それにも関わらず住んでいた場所の情景を細かく話しました。
アンドリューを苦しめているのは、この死んだ時の記憶だと考えた母親は息子の記憶を頼りに調べてみました。すると34年前にレバノンで起こった爆破事件に行きつきました。
それは1983年、内戦中のレバノンの首都にあるアメリカ海兵隊の兵舎が自爆テロを受けた事件。241人が犠牲となりました。テロの方法は、アンドリューがいうように車に爆弾を積み、兵舎に突入するものだったと言います。そして、テロの犠牲となった海兵隊員の中にヴァル・ルイスさんがいました。彼の出身地はジョージアでした。ヴァルさんの写真をアンドリューに見せると「これは自分だ」と言いました。
その後、母親はヴァルさんの墓に行けば苦しい死の記憶から解放されるかもしれないと息子をヴァルさんの墓参りに連れて行きました。すると、アンドリューは別のお墓に走り寄り「これは僕の友達だ」と言いました。そのお墓は海兵隊員のお墓でした。でも、当時のアンドリューは4歳で字の読み書きができませんでした。
彼らのような前世の記憶を持っている事例は世界中で報告されています。
大門教授が日本で調査した結果、約2400人中約4%の子供たちが前世の記憶を持っていたそうです。
「世界の何だコレ!?ミステリー」
この記事のコメント
友達の言っていた通りです。アンドリューくん、辛かったろうに