インド王妃の階段井戸アダラジ・ヴァヴ|たけしの新世界七不思議7

テレビ東京の「たけしの新世界七不思議7」でインド王妃の階段井戸アダラジ・ヴァヴについて放送されました。インダス文明の巨大都市遺跡ドーラヴィーラー遺跡には1万5000人以上の人が暮らしていたと言います。この地域は1年のうち数ヶ月だけモンスーンにより猛烈な雨が降ります。モンスーンの雨は街を囲むように作られていた貯水槽に貯められました。これで雨の降らない時期も水に困ることはなかったのです。階段井戸はインドにしか見られない特殊な井戸です。階段井戸誕生の秘密はドーラヴィーラーの貯水槽にありました。

 

階段井戸はなぜこんなにも美しいのか?

アダラジ・ヴァヴは1499年にこの地を支配するヒンドゥーの王妃によって建造されました。南北70m、東西25m、地下の深さは20m。内部のいたるところに繊細なレリーフがほどこされた宮殿のような地底建造物です。井戸は生きていくために必要な水を確保するために生み出された人類の知恵ですが、アダラジ・ヴァヴは芸術的装飾にこだわりぬかれています。古来、インド人は水を聖なるものとして崇めてきました。アダラジ・ヴァヴにも井戸の水を称えるための祠があり、今も信仰の対象になっています。アダラジ・ヴァヴは儀式を行う聖なる場であり、王族の避暑宮殿でもあったのです。

 

井戸になぜ王妃の名が残されたのか?

アダラジ・ヴァヴに残る石碑に井戸を作ったヒンドゥー王妃ルダバイの名が残されています。しかし、そのルダバイ王妃は井戸が完成したその日に自ら命を絶ったのです。この地を支配したイスラムの王はルダバイ王妃の夫を殺しました。ルダバイ王妃は井戸の完成を条件にイスラム王の妻になることを約束。井戸は完成し王宮では祝いの宴が盛大に行われました。しかし、その時王妃は完成したばかりの井戸に身を投げ、亡き夫のもとへと旅立ったのです。命にかえても井戸を完成させようとしたルダバイ王妃は、今でもこの地の人々に深く愛されているそうです。




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