娘の止まらない食欲…親子の悲劇|ザ!世界仰天ニュース

イギリス・ブライトンに住むマルコム・パッカムさんと妻ジャネットさんは、深い悲しみの中にいます。それは2人の最愛の娘サマンサのことです。

 

サマンサが生まれたのは1995年。両親の愛を一身に受けて育った彼女は、幼い頃からぽっちゃりした女の子でした。8歳にして体重は60kgに。実はサマンサには発達障害があり特別支援学校に通っていました。いつも積極的で友達も多かったと言います。

 

そんなサマンサは、異常な食欲に襲われていました。昼夜を問わず隠れてつまみ食いを繰り返し、叱っても効果はありませんでした。何とかやめさせようとジャネットはお菓子を家に置かないようにし、食材もその日に使い切るように心がけました。すると、サマンサは癇癪を起こすように。

 

何か体に異常があるのかもしれないとホームドクターに相談してみました。医師の言葉を信じて、それからは3度の食事は食べたいだけ食べさせることにしました。

 

サマンサのように発達障害を持つ子供は、異常な食欲を示す例は時折見られます。満腹中枢の働きに異常がある場合もありますが、容易に食べ物が手に入らない環境を作ることが大事です。叱りつけるのではなく、いけないことだと根気よく言い聞かせること。さらに、家族だけで抱え込むのではなく心療内科医など専門家の適切な指導を受けることが必要です。

 

サマンサは14歳で体重が100kgを超えました。その頃、サマンサは家の掃除を手伝うと週5ポンドの小遣いをもらっていました。サマンサはそのお小遣いを全てお菓子につぎこんでいました。両親はお小遣いをあげないことにしました。すると、また癇癪を起こすように。

 

翌日からサマンサは学校帰りに道端をうろつきお金を探すように。これが近所の噂になり、ソーシャルサービスの人が訪ねてきました。両親はサマンサの異常な食欲や食べ物を制限すると大暴れすることを問われるままに話しました。2週間後、サマンサは家庭から離れて養育した方が良いということになってしまいました。確かに自分たちはサマンサを止められないと、両親は娘をソーシャルサービスに委ねることにしました。

 

サマンサの厳しい食事制限が始まりました。定期的に運動もさせられました。両親との面会のたびに「一緒に帰る」と泣かんばかりに訴えました。結局、サマンサは16歳までの2年間を施設で過ごしました。その間は体重は10kg減らすことができ、健康管理はまずまず成功しました。

 

その後、里親の家庭に預けられることになりました。これはイギリスでは一般的なことだそうです。サマンサが預けられた里親は頻繁に外出する夫婦でした。そのため、サマンサの食事はデリバリーが中心でした。自分で好きな物が食べられるようになってしまったのです。

 

両親はすぐに担当ソーシャルワーカーに苦情を言いました。しかし、その後も全く改善された様子は見られませんでした。里親の中には養育費を受け取っていながら十分に義務を果たさなかったり、預かった児童に虐待を働くケースもありイギリス社会でも問題視されています。結局、打つ手がないまま里親に預けられてわずか1年で体重が200kg近くに増えてしまいました。

 

3年ぶりに自宅に戻り両親と暮らし始めたサマンサでしたが、両親の目を盗んでお菓子の買い食いをするようになりました。そんな生活で2年程経った頃、太り過ぎた体が悲鳴を上げました。そして2015年7月19日、肺塞栓症になり亡くなりました。

サマンサの食べ過ぎををどこかの段階で止める方法はなかったのか、今もそう考えてしまいます。

(マルコムさん)

愛する娘を救えなかった後悔。両親は今も自責の念にかられながら過ごしています。

 

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