ふくらはぎは、ただの筋肉ではありません。第二の心臓とも言われ、健康に関わるとても大事な場所です。そんなふくらはぎをケアするだけで、一見関係なさそうな肩こりや腰痛、高血圧から冷えにまで効果があると言われています。
ふくらはぎの重要な役割とは
心臓が送り出し体の隅々まで巡った血液は、静脈を通って心臓に戻ります。しかし、心臓から最も遠い足の先では血液の勢いが弱まってしまいます。そこで、ふくらはぎの筋肉が収縮することによる筋ポンプ作用で血液を力強く心臓に押し戻しているのです。このような働きから、ふくらはぎは第二の心臓と呼ばれています。
この筋ポンプ作用が衰えてしまう理由の一つが、筋力の低下や運動不足。筋ポンプ作用が衰えると体には様々な弊害があらわれると言います。例えば、体の隅々に熱を運べず冷えの原因になったり、血液やリンパの流れが滞り細胞の間に水分が染み出しむくみが生じたりします。
さらに、筋肉の衰えが筋ポンプ作用を低下させ、筋肉のバランスを崩して姿勢が悪くなり肩こりや首のこり、腰痛などが起こりやすくなります。
- 腕の力こぶと比べて、ふくらはぎの方が硬い
- 靴下の跡が30分以上消えない
- 強くつかむと痛い
→1つでも当てはまると筋ポンプ作用が衰えているかもしれません。
筋ポンプ作用を改善するふくらはぎパンパン法
- 床に座り膝を立てる(足首に力をいれないように注意)
- ふくらはぎを両手で挟むように手のひらで叩く
- 叩く部位は手のひらの親指の付け根、痛いと感じる程度に力を入れる
- 左右均等に叩く
- ふくらはぎの裏側は手をグーにして甲の部分でパンチするように叩く
両足で5分程度、筋肉が柔らかいお風呂上りに行うのがオススメです。
「健康カプセル!ゲンキの時間」
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