卵はたんぱく質・脂質・たんぱく質・ビタミン・ミネラルがバランスよく整っている完全栄養食品です。中でもたんぱく質は高齢者の健康を支える強い味方です。
たんぱく質はアミノ酸から構成されていますが、アミノ酸のバランスは食品によってまちまちです。たんぱく質を構成するアミノ酸のバランスは、食品ごとにアミノ酸スコアという数値で評価されます。卵はそのアミノ酸スコアが100点満点中100点。さらに、肉や魚と比べても体内での利用効率が優れているのも特徴です。つまり、筋肉が衰えがちな高齢者にとって卵は最適なたんぱく源なのです。
1日1個はもはや都市伝説!?
しかし、気になるのがコレステロールです。なんといっても卵はコレステロールの含有量が食品の中でもトップクラス。実は血液中のコレステロールの約8割は肝臓で自分が作っているコレステロールです。そのため、食事由来のコレステロールは2割でそれほど影響は大きくないのです。また、食事から多く摂ったとしてもその分肝臓が作り出す量を減らしコレステロールの全体量を一定に保っているのです。
事実、卵の摂取頻度と総コレステロール濃度には関連がないというデータも。ただし、遺伝的に体内のコレステロールをうまくコントロールできない人もいるので気になる場合は医師に相談しましょう。
白い卵と赤い卵 より栄養価が高いのは?
卵は殻の色と栄養成分は関係ありません。では、何が違うのでしょうか?実は殻の色を左右するのは親鶏の品種。一般的に羽の色と同じ卵を産むと言われています。ちなみに卵黄の濃淡も栄養価とは無関係です。エサの色素が繁栄されているだけなのです。
カラザは取った方が良い?
カラザはアミノ酸の塊でシアル酸という成分が含まれているので取らない方が良いそうです。シアル酸は体内に侵入したウイルスと結合し活性を抑えてくれるので、風邪やインフルエンザの予防に繋がるのです。
むきやすいゆで卵は何が違う?
ゆで卵はツルっと剥ける時と白身がボロボロになってしまう時があります。この違いは卵の鮮度が関係していると言います。産みたての卵には卵白に二酸化炭素が多く含まれています。それが時間が経つにつれて二酸化炭素は抜けていきます。新鮮な卵を茹でると卵白に含まれる二酸化炭素が膨張。すると、表面が殻にはりつき剥きづらくなります。
一方、産まれて時間が経った卵は二酸化炭素が抜けたぶん卵白と殻の隙間が広くなり剥きやすくなるのです。さらに、食感にも違いが。二酸化炭素が抜けた時間の経った卵の方がプリッとした白身になるそうです。
「健康カプセル!ゲンキの時間」
この記事のコメント
番組の後半に鶏の胸肉を柔らかく調理する方法を教えていましたが、メモをし損ねました教えてください。胸肉を水と砂糖と塩の中につける8日放送していましたが割合が分からないので教えてください。