プチ断食のリスク&宿便の正体|ためしてガッテン

NHK総合テレビの「ためしてガッテン」でプチ断食のリスクについて放送されました。朝ごはんをわざと抜いたり週末を飲み物だけで過ごすプチ断食なるものが大流行しています。

 

食べ物は小腸で消化吸収されて、食物繊維など食べ物のカスが大腸へと進みます。しかし、断食をすると小腸に異変があられます。消化吸収能力が低下するのです。すると、食事を再開してもちゃんと消化できないため未消化の食べ物が大腸へ入っていってしまいます。この未消化の食べ物を腸内細菌が食べると水素を出します。

1日の絶食でも小腸の消化吸収力が低下します。しかも、この回復には数日要する場合もあるのです。そのため、頻繁に絶食をすると必要な栄養素が入ってこないというリスクがあるのです。

 

宿便の正体

プチ断食の効果でよく言われているのが宿便の排泄です。しかし、1万人以上の腸を見てきた大腸肛門病消化器内視鏡専門医の黒田敏彦さんによると、宿便は理論的にありえないと言います。腸の壁は粘液が分泌されているため便がこびりつきにくいです。しかも腸の壁の細胞は次々に剥がれ落ちて新しく作られています。腸の壁は体の中で最も細胞の入れ代わりが早い組織なのです。もしも、壁に便がへばりついたとしても、すぐに壁ごと剥がれてしまうので、こびりつき続けることは出来ません。辞書に載っている「宿便(しゅくべん)」の意味は腸内に長くたまっていた便のことです。

 

プチ断食で宿便が出たと思う理由

便は食べカス(食物繊維)などで構成されています。断食をすると食べカスがなくなります。残るのは腸内細菌と剥がれ落ちた腸の壁の細胞の死骸です。プチ断食をすると、これだけが出てくるので見た目がガラリと変わるのです。そのため便が緑色だったり、ベタっとしていることもありこれを宿便と勘違いしてしまうのです。

 

プチ断食で便秘解消

空腹時は胃腸が激しく動きます。お腹がグーっとなる空腹期強収縮。お腹がグーッとなるとき、食べかすや細胞の死骸が空腹時強収縮によって大腸、肛門へと送り出されています。空腹時強収縮の役割は胃腸のお掃除です。そのため、プチ断食をすると便通の改善につながると考えられます。しかし、空腹時強収縮が起こるのは食べてから7時間後くらいです。そのため、便秘解消のためにわざわざプチ断食をする必要はないと言えるのです。




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