ハンガリーのナジレブ村 162人を殺害!主婦たちの集団殺人|アンビリバボー

フジテレビの「奇跡体験!アンビリバボー」怖くて強い女たちの決断 愛の衝撃人生SPで謎の死相次ぐ呪われた村について放送されました。

ハンガリーにある小さな村ナジレブは、四方を山に囲まれ周囲から隔絶された村です。このナジレブ村でかつて住民が次々と不可解な死をとげる出来事が起こりました。その数、何と162人。ナジレブ村で一体何が起きていたのでしょうか?

 

1915年、戦争に行っていた村の男たちが続々と帰還してきました。最初の犠牲者となったのはホリバーでした。人口1600人の小さな村だったため、当時病院は一軒もなく医者もいませんでした。そこで緊急の場合、村で唯一の医療関係者、助産師のユリウシュが応急処置や診察をうけおうことになっていました。しかし、ホリバーは手当のかいなく死亡しました。その数日後にはカルドシュが溺死。その後も、戦争から帰ってきたばかりの夫たちが次々と死んでいきました。はっきりとした原因は分かりませんでしたが、目立った外傷などはなく、それらは病死や事故死として処理されていきました。そして、連続する死は男たちだけでなく、村の女にまで波及していきました。

 

ホリバーの死から10年、それ以前と比較すると村全体の死者数は倍増。人口1600人に対し、200人を超えていたのです。急増する死者に目をつけたハンガリー警察は、その死因を調査しました。すると病死にしては中年や若い人が圧倒的に多いことが分かりました。さらに事故死も以前に比べ増え方が異常でした。

 

警察がまず向かったのは、亡くなった人たちの死亡診断書を書いていた助産師のユリウシュのもとでした。その後、警察は村人にも聞き込み調査を行いましたが、不可解な死を解明する手がかりは何も得られませんでした。ホリバーの死から14年が経った頃には、その間の村の死者数は約300人に。さらに、そのうちの多くが不可解な死をとげた人でした。そんな頃、ハンガリー警察宛てに匿名で手紙が送られてきました。そこには、村人たちの不可解な死は毒殺によるものだと書かれていました。ハンガリー警察は14年間のうちに死亡した人々の墓全てを掘り起こし、徹底的に調べ直しました。すると、多くの遺体からヒ素が検出されたのです。

 

警察の問いにホリバー夫人は恐るべき真相を語り出しました。取調べにより次々に女たちは名前を吐き、最終的に逮捕された女は26人。彼女たちが殺害した人数は合計162人と判明しました。なぜ女たちは夫を殺したのでしょうか?

 

当時、ナジレブ村の女性たちは周囲が勝手に決めた相手と結婚させられることが多かったと言います。さらに村には男尊女卑の風習が蔓延していました。女は男に尽くし、男もそれが当たり前のことだと思っていました。どれだけ冷たくされようが、手を上げられることがあっても、夫に尽くすことこそが女のつとめであり、夫婦の愛なのだと思っていました。そして、排他的な村の中でその価値観に疑問を持つこともありませんでした。そんな中、戦争が始まり村から次々と夫たちが徴兵されていきました。いつしか村は女と子供、老人たちだけになっていました。そんな矢先のこと、ナジレブの村にロシア人の戦争捕虜たちが収容されることになりました。村の女たちには捕虜たちを監視するとともに、食事の世話などの役目が与えられました。男たちは捕虜という立場もあってか、言葉や行動を慎み低姿勢でした。それまで、村の男以外と接したことのなかった女たちは、その謙虚さと優しさに徐々に惹かれていきました。しかし、ほどなくして戦争が終わり捕虜の男たちは祖国へ送還され、女たちの夢のような時間に終止符がうたれました。そして夫たちが帰還してきたのです。

 

夫たちの帰還後、妻たちは以前と変わらぬように男たちに尽くしました。しかし、どうしても比較してしまいました。夢のようだった時間と現実を。そして、女たちは夫に疑われぬよう家を抜け出し共通の不満、夫の悪口をぶつけ合いました。そして、ついに女たちは決断しました。夫を殺すことを。ある者は夫の好物であるスープにヒ素を混入、またある者はワインに。しかし、どうやってヒ素を手に入れたのでしょうか?

 

実は、助産師のユリウシュがヒ素を女たちに配っていました。村で唯一の医療関係者であり独身だったユリウシュは、女たちのよき相談相手でした。また、村の女たちが男からどれほどひどい扱いを受けているかも知っていました。だからこそ、ユリウシュは村の女たちを救おうと思ったのです。こうしてユリウシュはハエとり団子から抽出したヒ素を女たちに渡しました。そして毒を提供した彼女自身が死亡診断書を書くことで、殺人の数々を病死や事故死として処理しました。しかし、殺害されたのは彼女たちの夫の数をゆうに超える162人です。他の人々は一体誰だったのでしょうか?実は、夫殺しに味をしめた女たちの犯行は徐々にエスカレート。自由な生活を邪魔する姑や親類を手にかけたのです。中には他人の夫の殺害を手助けした者、自分の子供まで殺した者もいました。このままいけば血で血を洗う状況はさらに悲惨さを増していたかもしれません。しかし、匿名の密告により警察が動いたことで、事件から14年目にしてようやく殺人の連鎖が止まったのです。

 

逮捕後、裁判で女たちに判決が下されました。26名の逮捕者のほとんどが終身刑か絞首刑に処されたと言います。しかし、助産師のユリウシュだけは刑に処されることはありませんでした。

「彼女はヒ素を飲んで自殺したんです。あの時の光景は今でも忘れません」(当時事件を目の当たりにしたヨージェフさん)




コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

コメントは管理人の承認後に表示されますのでしばらくお待ち下さい。管理人からの返信はありませんのでご了承ください。