ブルクミュラーの「25の練習曲」|ららら♪クラシック

NHK・Eテレの「ららら♪クラシック」でブルクミュラーの「25の練習曲」について放送されました。

 

売れっ子が生んだ超ロングセラー

1806年、フリードリヒ・ブルクミュラーは南ドイツ・ベーセングブルクに生まれました。劇場で音楽監督をつとめる父と、歌手でピアノ教師だった母のもと音楽を学びました。そして26歳でパリへと渡りました。当時のパリはリストやショパンが大人気のピアノ文化が花盛りの時代。さらにピアノという楽器自体も飛躍的に進化を遂げ、一般家庭にもピアノが普及するようになっていました。そこで人々が求めたのが初心者でも楽しめるやさしいピアノ曲集と、それを丁寧に教えてくれる指導者です。ブルクミュラーはそんなパリの音楽事情に後押しされ、ピアノ教師という職を得ました。目立つことを好まないシャイな性格と真面目で熱心な仕事ぶりから次第に人気教師となりました。そして、ついにはフランス国王の子供たちにもピアノを教えるまでになりました。初心者へのレッスンを重ね、生徒たちの躓きも数多く見てきたブルクミュラーは、どんな練習をしたら指がなめらかに動くようになるのか、上達のための方法を考えるようになりました。そして45歳で出版したのが「25の練習曲」です。

 

曲に潜むはバレエの影

ブルクミュラーはパリのオペラ座に出入りするピアニストでした。バレエの作曲もてがけヒット作にも恵まれました。当時はピアノ以上にバレエ作曲家として有名だったのです。そんな彼の知られざる才能を今に伝えているのがバレエの名作「ジゼル」です。この中にブルクミュラーの曲が使われています。「25の練習曲」にはブルグミュラーのバレエ作曲家としての顔も隠されているのです。




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