オキシトシン 「触れる」の驚きの健康パワー&タッチケアのやり方|ガッテン!

NHK総合テレビの「ガッテン!」でオキシトシンについて放送されました。フランスで驚きの実験が行われました。実験は男性が街を歩く女性に声をかけ、どれだけ電話番号を聞き出せるか、その成功率を調べるもの。声をかける時に、たった1秒あることをしたら成功率が2倍に。この「あること」こそ医学界で大注目されている行動です。それは相手の「腕に触れる」ことです。

 

「触れる」と体内からスゴイ物質が出る!

実は体に触れると、脳からある物質が大量に出て来るのです。それはオキシトシンというホルモンです。スウェーデンはオキシトシンの持つ力にいち早く注目。触れることによって体の中に出て来るオキシトシンを様々な医療に応用する取り組みが行われています。カロリンスカ大学病院では様々な病気の患者に対してタッチケアが行われています。特に効果があるのは体に痛みを抱える人。オキシトシン研究の世界的権威シャスティン・ウヴネース・モーバリエ博士によると、タッチケアは老人から子どもまで幅広く使われ病院ではがんや痛みのある患者への治療も行われているそうです。スウェーデンの学校や保育園でタッチケアを行ったところ、問題行動や乱暴な行動が減ったと言います。

オキシトシンのこの力は今日本でも発揮されています。永井香さんはリウマチで全身の強い痛みから仕事を辞め一人で生活をしています。痛み止めの薬もいろいろ試しましたが効果はほとんどありませんでした。そこで永井さんは知り合いの看護師に頼んでタッチケアを受けることに。背中を10分間ゆっくりさすってもらいます。すると焼け付くようだった手の痛みが途端に軽くなったと言います。痛くでたまらなかった首や腰も楽に動かせるように。身体の中で一体何が起こっているのでしょうか?

 

タッチケアで高血圧・認知症も改善!

高血圧の人に背中をなでるマッサージを10分間、週に3回続けてみたところ、血圧が平均10も下がったといった研究結果が沢山あるそうです。さらに今最も注目されているのが認知症です。大泉富子さんは認知症のため一人の世界に閉じこもりがちで徘徊を繰り返していました。娘の純さんが介護をしようにも乱暴な言葉で拒絶する富子さん。認知症によくみられる症状です。そんなとき、友人から紹介されたのがタッチケアです。純さんが半信半疑で試してみると、何年も聞いたことのなかった感謝の言葉が母から出てきました。さらにタッチケアを毎日10分1週間続けたところ大きな変化が起こったのです。乱暴な言葉や行動がすっかり減り、徘徊もなくなったのです。この変化には本人も「言葉では言い表せない。本当にうれしくて涙が出ます」と言っていました。

 

オキシトシンに期待される効果

認知症の改善薬、ホレ薬、抗不安薬、鎮痛薬、抗圧薬、睡眠薬

 

なぜ触れると体にいいことが起こるのか?

痛みやストレスがかかったとき扁桃体が不安や恐怖を感じます。これが慢性の痛み、認知症など様々な症状に悪化に深く関わっています。そんな時、理性を司る前頭前野が扁桃体の興奮をしずめ落ち着きます。しかし、痛みやストレスが長く続くと扁桃体はずっと興奮しっぱなしになります。すると痛みが増幅され血圧も上がります。そして不眠に。そんなときにタッチされるとオキシトシンが分泌され、扁桃体の興奮をしずめてくれます。

 

オキシトシン

安心・信頼できる人との触れ合いで出る
さわる側にもオキシトシンは出る

 

体に触らなくてもオキシトシンが出せる

アメリカ・ウィスコンシン大学のレズリー・セルツァー博士はオキシトシンについて注目の実験を行いました。実験は7~12歳の女の子たちに大勢の前でスピーチをさせました。子どもにとってはものすごいストレスです。ところが、スピーチの直後にあることをしたらオキシトンがものすごく増え、その結果ストレスの値が激減したのです。それはお母さんとの電話。自分が信じられる好きな人の声を聞くだけでオキシトシンが出るのです。

 

タッチケアのやり方

・いすの背やテーブルにもたれ楽な姿勢をとる
・背中に手のひらをぴったりつけ背中全体をなでる
・1秒間に5cm程度のゆっくりした動き
・1回10分が目安
・やる側にもオキシトシンは出る


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