持っていると火事になる呪いの絵の真実|世界まる見え!

ことの始まりは1985年、イギリスのサウス・ヨークシャー州ロザラムで起きた住宅火災。火はすさまじい勢いで燃え広がり、全てを焼き尽くしたかに見えました。しかし、焼け跡からあるものだけがほとんど無傷で発見されたのです。それは一枚の絵。さらに立て続けに火災が起こりました。再び消防隊がかけつけると焼け跡から同じような絵が。その絵は1960年代にスペイン人画家ブルーノ・アマディオが描いた「泣く子どもたち」シリーズの絵でした。

 

取材にあたった「ザ・サン」元編集者のケルビン・マッケンジーによると、消防士たちは他にも何十件もの火災現場でその絵を見たと言います。中には50件以上の火災現場で見たという消防士もいました。

 

この泣く子どもの絵にはある因縁がありました。実はこの絵は火事で両親を亡くした孤児をモデルに描かれたと言われているのです。さらに、この絵を描いた画家もアトリエが火事になって死亡しています。そして、モデルとなった少年も後に交通事故で焼死したと言います。

 

この奇妙な偶然の一致は「ザ・サン」の報道によってイギリス中に知れ渡り、この絵がある家は火事になる呪われた作品として人々から恐れられることに。こんな偶然の一致はありえるのでしょうか?

 

カリフォルニア大学のマイケル・ゴルナーによると、絵は硬質繊維板とよばれる燃えにくい素材で出来ています。そして、火災現場にも謎を解くカギがあります。火災現場において床は比較的温度が低いです。ヒモが焼けて絵は床に落ちるのであまり燃えずにすみます。

 

実は泣く子どもの絵は、70年代に大量に複製され、当時イギリスの量販店で安く買えた人気の作品でした。したがって、元々多くの家に飾ってあったものなのです。

 

ジャーナリストのクリス・ホーリーは、一連の呪い話は「ザ・サン」が仕掛けた作り話ではないかと言います。売り上げアップのために話を大げさに書いたのです。多くの家庭に飾られた絵にまつわる呪いを書けば、うけて売れると踏んだのでしょう。

 

「世界まる見え!テレビ特捜部」
持っていると火事になる!?呪いの絵



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