1991年、アルプス山脈でヘルムートとエリカ夫妻が雪山ハイキングを楽しんでいると、ヘルムートが山肌に突っ伏したミイラを発見しました。
その後の調査でミイラは約5300年前に死んだ男性で、全身が凍っていたことから「アイスマン」と名付けられました。さらに、詳しく調べると背中に矢で射抜かれた痕がありました。
それから13年経ったある日、ヘルムートが雪山で遭難し死亡。その死に様はアイスマンとまるで同じ。発見された遺体は山肌に突っ伏した状態で凍り付いていました。
この衝撃的なニュースはたちまち世界中を駆け巡りました。
すると恐るべき事実が判明しました。
雪山からアイスマンを移動させた法医学者のライナー・ヘンは、翌年アイスマンについての講義に向かう途中で事故死。
ライナー博士はアイスマンを取り出す際、アイスマンの上に乗ったりピッケルで叩いたり、乱暴に持ち上げるなどしていました。そして、他にも不可解な事件が…
アイスマンを回収する際、山岳ガイドをつとめたカット・フリッツは雪山でアイスマンの頭をつかんで記念写真を撮っていました。すると、アイスマン発見の2年後、雪山でガイドの仕事中に猛吹雪が起こり雪崩に巻き込まれて死亡しました。
果たして、アイスマンの呪いなのでしょうか?
このことに対して否定的な考えを持っていたのがコンラッド・スピンドラー教授。アイスマンの本を書きベストセラー作家になりました。2004年の記者会見で呪いについて聞かれたコンラッド教授は…
その直後、筋肉が機能しなくなる珍しい病気にかかり6か月後に死亡しました。
さらに、アイスマンのそばに落ちていた持ち物から血痕を見つけ調べていた分子学者トム・ロイが、血液の病にかかり死亡。また、アイスマン発見時に道案内をつとめたエロイス・パーピマーも脳の病で死亡しました。
分かっているだけでアイスマンに関わり不審な死を遂げた人物は8人。
その真相は未だ闇に包まれています。
「世界まる見え!テレビ特捜部」
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