消えたマレーシア航空370便の謎|世界まる見え!

日本テレビの「世界まる見え!テレビ特捜部」で消えたマレーシア航空機について放送されました。2014年3月8日、北京へと向かうマレーシア航空370便が突如南シナ海上空で消息を絶ちました。アメリカや日本なども協力し捜索に当たったものの破片一つ見つかりませんでした。乗員乗客239人を乗せた巨大なジェット機はどこに消えたのでしょうか?

 

2014年3月8日、午前0時26分、クアラルンプール国際空港でマレーシア航空370便は管制塔と連絡を取っていました。機長はザハリエ・アフマド・シャー(53歳)入社30年目のベテランパイロットです。機体はボーイング777で故障が少ないと言われています。さらにこの日は風が弱く雲が少ない理想的な天候でした。そんな恵まれた状況の中、午前0時41分に370便は飛び立ちました。南シナ海上空からベトナムに向け約6時間後の午前6時30分に北京へ到着する予定でした。そして午前1時19分、370便はマレーシアからベトナムの管制センターへ連絡先が変わりました。しかし、ベトナムの管制センターに連絡が入ることはなく370便は姿を消してしまったのです。午前6時30分、到着予定時刻になっても370便は北京に現れず、午前7時24分にようやくマレーシア航空が370便との交信が途絶えていたことを発表。乗客の親族たちがクアラルンプール国際空港につめかけ、政府が記者会見を行いました。調査が進むといくつもの奇妙な謎が浮かび上がってきました。

 

第1の謎 誰が通信を切ったのか?

370便は午前1時19分にマレーシア管制センターと連絡を取ったのを最後にベトナムに連絡することなく消息を絶ちました。そして2分後の1時21分にはトランスポンダーという飛行機の現在地などを伝える信号が切れ、管制センターのレーダーから完全に消えてしまったのです。しかし、トランスポンダーのスイッチはコックピットにありまず切ることはありません。というより切ってはいけないものなのです。さらに同じ頃エーカーズというエンジンの状態などを伝える信号も途絶えました。しかしエーカーズも常に繋がっているように作られていてコックピットのスイッチ一つで切れるものではありません。もし切ったとすれば、それは機内のメカに相当詳しい人間の仕業だと考えられるのです。そこで真っ先に疑われたのが機長のザハリエ・アフマド・シャー。彼は機内のメカにも詳しく、家庭に問題を抱え精神的に追い込まれていたと言われています。また彼はマレーシアの政治家アンワル・イブラヒムの熱烈な支持者で、フライト前日イブラヒムが同性愛行為で有罪判決になったことに抗議し飛行機を乗っ取ったという噂もあります。

 

第2の謎 ベトナム管制センターの奇妙な対応

370便が消えたのはマレーシアとベトナムの管制センターの管轄エリアが重なる場所。あの夜、ベトナムの管制センターは370便からの通信を待っていました。普通なら3~4分通信が入らなければマレーシア側に連絡を入れるはずです。しかしベトナム側はなぜか20分も通信を待ち続けていたのです。マレーシアの管制センターに連絡を入れた時には370便はすでに行方不明になっていたのです。かりに不注意だったとしても20分は長すぎます。なぜ管制センターはすぐに連絡をしなかったのでしょうか?しかし、行方不明になった370便らしき姿が意外な場所で捉えられていたという情報が。それはマレーシア軍のレーダー。マレーシア北部を西に向かって飛んでいく未確認の飛行機の姿を約40分に渡って探知していたのです。しかし、未確認の飛行機を発見したらすぐに偵察機を飛ばすなどしてその正体を確認するべきです。にも関わらずマレーシア軍は何もしませんでした。一体なぜなのでしょうか?マレーシアの国防大臣ヒシャムディン・フセインによると民間機だったため敵意がないと判断したからだそう。

 

第3の謎 いつどこに墜落したのか?

370便は意外な所に足跡を残していました。イギリスの衛星通信会社インマルサットは、370便が時々自動的に電波信号を発信するのを人工衛星がキャッチしていたと言います。午前2時半頃から信号は断続的に発信され、午前8時19分まで続きました。370便は消息を絶ってから7時間も飛んでいたと考えられます。インマルサット社はこれらの信号から飛行ルートを推測。ついに墜落したと思われるエリアを割り出しました。それはインド洋の南部。オーストラリア西海岸から約2000kmの沖合い。ここで燃料が尽き370便は墜落したと言います。インマルサット社はすぐにマレーシア政府に情報を提供。しかし、マレーシア政府はこの情報を受け入れませんでした。行方不明後、マレーシアが捜索を行っていたのはすぐ近くに南シナ海。軍のレーダーが西に行った飛行機の姿を捉えていたにも関わらず、なぜ反対側を探していたのでしょうか?さらに行方不明後もしばらく飛行を続けインド洋に墜落したという情報をなぜ受け入れなかったのでしょうか?そして370便が行方不明になってから2週間後、政府はようやく捜索場所の変更を決めました。さらに先月末、新たな情報が。370便は失踪後、自動操縦で飛び最終的には燃料が切れ墜落した可能性が高いと言います。一体だれが自動操縦に切り替えたのでしょうか?今もなお手がかり一つ見つかっていません。