経済人類学者の栗本慎一郎(くりもとしんいちろう)さんは1981年に「パンツをはいたサル」を出版し35万部のベストセラーに。明治大学の新進気鋭の教授だった彼はワイドショーをはじめ数々のテレビ番組で毒舌コメンテーターとして人気者になりました。
そして1993年に衆院選に出馬。見事当選を果たし国会議員となりました。
脳梗塞に…
議員時代の1999年、栗本慎一郎さんは脳梗塞を発症。
半身麻痺になり歩くことも出来なくなってしまった栗本慎一郎さんですが、独自に編み出した治療法で歩けるまでに復活しました。
もともと人一倍研究熱心な学者だった栗本慎一郎さんは、海外から脳梗塞の論文を取り寄せ、一から独学で治療法を勉強しました。
栗本式鏡箱で復活
左手がまったく動かなかった栗本慎一郎さんは、カルフォルニア大学神経科学研究所のラマチャンドラン博士の理論を応用したリハビリ器具を作成しました。それが栗本式鏡箱。
左手が不自由な栗本慎一郎さんは、右手を鏡に映し出して動かしました。すると、あたかも左手が動いているように脳が錯覚。この錯覚が脳の神経に刺激を与えることで左手の指が再び動くようになると言います。
実際に栗本式鏡箱を作り実践してみると、左手が2ヶ月で動くようになったのです。
ミミズ療法で血栓予防
こうして自分の治療法に自信を持った栗本慎一郎さんは、血栓予防にミミズ療法も始めました。
赤ミミズから抽出される酵素が脳を詰まらせる血栓を溶かすという学会発表に目をつけた栗本慎一郎さん。知り合いのつてをたどって健康補助食品を作り服用しています。
そして脳梗塞発症から196日後には歩けるようになりました。
復活から12年、栗本慎一郎さんは再び学者として精力的に活動しています。
「爆報!THEフライデー」
この記事のコメント