小田かおる(おだかおる)さんはボーイッシュな魅力で1980年代前半、にっかつの看板女優として活躍しました。しかし、25歳の時に当時新婚だった人気俳優Tとの不倫キス写真をスクープされ、バッシングを受けた小田かおるさんは芸能界を干され引退。
その後、地元・山梨に戻り31歳の時に運送会社の社長と結婚。子宝にも恵まれ65坪5LDK、6000万円の豪邸に住み、月に小遣い50万円のセレブ生活を送っていました。
しかし、41歳の時に夫の会社が倒産。夫は蒸発し借金6000万円が残りました。その後、シングルマザーとなり自己破産。金銭的に追い込まれ貧困生活を送っていました。
そんな小田かおるさんの唯一の希望が一人娘の智子さんです。智子さんは母に負担をかけまいと必死で勉強をし、授業料の安い公立大学に合格。学部で2番の成績で学費が半額免除となりました。そして海外留学を目指しアルバイトをして貯金していました。
小田かおるが脳出血で半身麻痺
2016年3月31日、突然の悲劇が母娘を襲いました。その日は小田かおるさんが55歳となる誕生日前日で、親子水入らずで祝っていました。ところが、小田かおるさんは脳出血で倒れてしまったのです。今も小田かおるさんは湯村温泉病院に入院しています。
脳出血の影響で左手は麻痺で硬直。左足は足首から下が麻痺。歩くことができず車椅子生活を余儀なくされています。
小田かおるさんの場合、右脳から出血したため、左半身が麻痺しているのです。1日4時間のリハビリを行っていますが、左手の麻痺は元の状態まで回復する見込みはほぼないと言います。小田かおるさんが脳出血で倒れて以来、一人娘の智子さんは母に付き添う生活を送っています。
母のために大学を中退
そんな智子さんは大学を中退するという決断をしていました。母の入院により収入が断たれた今、家計を支えるため大学を辞めたのです。しかし、いまだに仕事は見つかっていません。母の介護もあるため思うようにアルバイトもできず苦しい生活が続いています。
小田かおるさんの入院費が月9万円、アパートの家賃は7万5000円。生活費を含めると最低でも月20万円は必要となります。今は智子さんが海外留学のためにアルバイトをして貯めていた100万円を切り崩して生活を送っています。
しかし、それも残り20万円に。なぜ智子さんはここまで母に尽くしているのでしょうか?そこには貧困・シングルマザーとなった母との衝突がありました。
小田かおると娘の絆
智子さんは運送会社を経営する父のおかげで、幼少期からピアノ、学習塾、スイミングと習い事をかけもち、小学校受験で県内一の有名進学校へ進学。まさに夢にかいたような社長令嬢でした。しかし、2003年に父の会社が倒産。借金6000万円を残し蒸発したのです。
住む場所がなくなった母と娘が転がり込んだのは家賃数万円、築40年のアパートでした。裕福な暮らしから突然の貧乏生活へ。当時10歳の智子さんは戸惑いました。食事は1日2食、おかずは1品に。まだ幼い智子さんは毎晩泣き叫んだと言います。
そして、シングルマザーとなった小田かおるさんは鉄工所の鉄磨き、警備員をして必死に働き続けました。しかし、思春期の智子さんは警備員として働く母の姿を友達に見られたことで恥ずかしさのあまり母を傷つけてしまいました。
さらに、母への当たりはエスカレート。次第に心はすさみ登校拒否に。母と口もきかず引きこもりの生活をしていました。それでも母は智子さんを優しく包んでくれたと言います。
その後も貧しい家計をやりくりして、遊園地や旅行など親子2人で出かけました。登校拒否だった智子さんにとって、母だけが心の拠り所でした。そんな母が今、脳出血で倒れ左半身麻痺に。
智子さんは夢だった海外での仕事を諦め大学を中退。母を支えるため仕事を探しています。そして母に内緒で新居も探しています。現在住んでいる部屋はエレベーターなしの3階。左半身が麻痺し、歩くことすらままならない母のため1階の部屋へ引越しを考えていたのです。
小田かおるさんは、親子2人寄り添いながらこれからも生きていきます。
「爆報!THEフライデー」
この記事のコメント
昨日の番組をみて智子さんの献身的な姿に感動しました。
かおるさんを応援したく、せめてお見舞い 金、数万円ですが送りたいと思いますが駄目でしょうか?
番組あてで結構ですので振り込み先を教えてもらうと嬉しいですが…