高橋里華(たかはしりか)さんが直面しているのは義理の両親のダブル介護。84歳の義母は肝硬変で寝たきりの状態。そして88歳の義父は認知症を患っています。
なぜ高橋里華さんが血のつながらない夫の両親を介護することになったのでしょうか?
現在44歳の高橋里華さんは、5歳と2歳になる子どもを育てながら介護をすることすでに5年。そこには華々しい芸能界で活躍したアイドルとは思えない姿がありました。
高橋里華さんは1972年、埼玉県上尾市で生まれました。15歳の時に出場した第一回国民的美少女コンテストをきっかけに芸能界デビュー。以来、CM60本、ドラマやバラエティなど100本以上に出演。そして34歳で結婚し4年後、一人目の娘も授かり順風満帆な人生を送っていました。
そんな中、夫の母が肝硬変に。それを機に愛媛県に住んでいた夫の両親を東京に呼び一緒に暮らすことになりました。2011年に同居を開始。はじめは嫁として出来ることは何でもやろうとつとめた高橋里華さんですが、夫の両親からあれをやってこれをやってと言われるようになり、同居ノイローゼに。ついに夫に憎しみの感情すら芽生え、離婚寸前になってしまいました。
同居から1年、ついに高橋里華さんに限界が来てしまい家出。実家に帰り2週間考え抜いた高橋里華さんは自宅に戻りました。そして姑とも和解し、この事件をきっかけに2人は遠慮なく話せるようになりました。しかし、義母の肝硬変が悪化しほぼ寝たきりの状態に。さらに義理の父が認知症に。こうして高橋里華さんの義理の両親を世話する壮絶なダブル介護が始まりました。
朝6時、高橋里華さんの一日は家族6人分の朝食作りから始まります。約10kgの子どもを背負いながら料理すること1時間半。14品もの料理を作ります。そして自分の食事を一番早く済ませ1日3回の洗濯。寝たきりで汗ばんだシーツやパジャマをこまめに交換するため洗濯は毎日3回行っています。
午前10時、車いすを押して1km先の病院へ。病院から帰ると昼食作りを開始。高橋里華さん自身は台所で立ったまま食事をします。午後1時、義母が5時間の人工透析を受けるため病院へ。送迎と付き添いはヘルパーさんに依頼しています。義母が病院に行っている間に高橋里華さんはスーパーで買い物をし、認知症の義父を病院へ連れていきます。この日は急遽1時間の検査を受けることになったので、高橋里華さんはいったん帰宅。20分で夕食を作り義母を迎え、義父を迎えに再び病院へ。夕食後はお風呂掃除をし、食器の片付け。そして子ども2人をお風呂に入れます。
夜10時、ようやくおとずれた安らぎのひと時。焼酎を飲むながらの楽しみがゾンビ映画。1時間程映画を観て気持ちをリフレッシュさせます。なぜ高橋里華さんは夫の両親の介護にここまで尽くせるのでしょうか?そこには高橋里華さんと実の家族に起きた忘れられない出来事がありました。
実は高橋里華さんは埼玉県の実家に暮らしていた祖父母を34歳から4年間介護していました。高橋里華さんの祖父が大腸がん、祖母が糖尿病を患い介護が必要な体に。当時新婚だった高橋里華さんは週5日、東京から埼玉まで通い母と共に介護をしていました。しかし、祖父母の介護を完璧にできなかったことを悔やんでいると言います。もう同じ後悔はしたくないという強い思いで夫の両親の介護にのぞんでいるのです。
しかし、どんなに頑張っても介護の苦労は必ずしも報われるわけではありません。アイドル時代のように誰かが褒めてくれるわけでもありません。自分の頑張りが認めてもらえているのかも分からぬまま5年間走り続けてきた高橋里華さん。そんなある日、義母が高橋里華さんに手紙を渡しました。
日頃、私が思っている感謝の心を伝えたくてふるえる手でペンを取りました。震災の後、老人二人では心配だからと同居を提案して下さいましたね。かなりの決心が必要であったことと推察しております。同居直後に私の病気が思いがけない程進行してお医者様から小食の私にバランスよく栄養食を食べさせるように助言をいただき、貴女は私に言ってくれましたね。今日から一生懸命食事を作りますからお義母さんも一生懸命食べて下さいね。私は有難く感謝で生きる勇気が出てきました。三食真心のこもった食事を作り続けてくれています。有難う。
高橋里華さんは介護に向き合い今を一生懸命生きています。
「爆報!THEフライデー」
実録!芸能人の介護問題
この記事のコメント
初めまして。
暴報フライデー見ました。
二人の義理両親の介護をしながら、5才と2才の子育て。
食卓には14品。
二人の子供を連れて
姑の車椅子を押して腎臓透析を受けに病院へ。
5才児はともかく、2才児はギャング期で子育てだけでもたいへんです。
風邪も引くし熱も出す。
子供の病気で夜通し一睡もできない日々もあるだろうに。
介護歴が5年ということは
下のお子さんは
介護の最中に妊娠出産したことになる
上の子供と生まれた子の世話は半端なくしんどい。
介護なんてできる状態だろうか…
正直、うそくさいと思ってしまいました。
なぜか感激もなく
モヤモヤした気持ちが払拭出来ません。
重度の肝硬変患者と
暴力を伴う認知症患者を
1つ屋根の下に置くかな、幼い子供たちにも被害が及ぶかもなのに。
姑さんは入院治療が必要でしょ。
容態が急変した時、どう対処するの?
舅さんのように暴力を伴う認知症は
デイサービスも受け入れないし施設も預かってくれない。
精神病院を紹介してくれます。
あまりにも現実離れし過ぎてる。
あれじゃ、頑張れば
育児もW介護も難なくこなせてしまうじゃないの、と世間の誤解を招く。
姑の夜間の排尿の介助は誰がするのですか?
高齢者は
膀胱機能も衰えてるから夜中には何回かはおこされるでしょうし。
夜間、
殆んど寝たきりの人は介助者が横で寝ます。
慢性的に睡眠不足になります。
どう考えても、物理的に無理。
訂正です。
姑さんは腎臓透析をされているんですね。
重度の腎不全なら
尿が排泄されないから夜間の介助は必要ないのかも知れません。