元京大生プロボクサー川島実は今…|爆報!THEフライデー

川島実(かわしまみのる)さんは1998年、京都大学医学部在学中にプロテストに合格しデビュー。すると、メディアでは連日特集が組まれ、初の京大生ボクサーとして話題に。小難しいことを語るインテリボクサーとしてもワイドショーを賑わせました。

しかし、成績は徐々に低迷しデビューから5年で引退。表舞台から姿を消しました。

川島実は今…

現在43歳になった川島実さんは、東大寺で僧侶をしています。なぜボクサーから僧侶に転身したのでしょうか?そこには真面目すぎる川島実さんが直面した哀しい現実がありました。

ボクサーとして5年で限界を感じ引退を決意した川島実さん。当時、彼には在学中に結婚した妻と子供がいました。そこで川島実さんは家族を食べさせるために医師に。さらに、病院に来られない人も診てあげたいと訪問医も兼任。東北で一軒家と畑を借りて家族5人と共に第二の人生を歩み始めました。

しかし、川島実さんに待っていたのはどれだけ治療をしても患者が亡くなっていく哀しい現実でした。

患者さんが相次いで亡くなっていっぱいいっぱいになっていたと思うんですけど、夢に亡くなったおばあさんが出てきたりとか、昨日亡くなったお兄さんが詰所を歩いていたりとか。

(川島実さん)

真面目すぎる川島実さんは、幻覚を見るほど追い込まれていったのです。

そんな時、彼の救いとなったのが般若心経の写経でした。川島実さんは般若心経が理解でき心にしみたと言います。そして、仏の教えに共感した川島実さんは3年前に出家を決意。普通なら数か月かかるという仏教の経典をわずか1か月でマスター。そして3年前に異例の速さで東大寺の僧侶となったのです。

今は訪問医僧侶、二足のわらじで人々を助ける仕事をしています。

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あの人は今…大追跡SP

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