梅沢富美男(うめざわとみお)さんは、1950年に大衆演劇の役者一家に生まれました。初舞台を踏んだのは1歳5ヶ月。そして26歳の時、女形役者として大ブレイク。一晩で500万円以上稼いだこともある通称「下町の玉三郎」です。
1983年に「夢芝居」で紅白初出場。その後、テレビドラマやバラエティ番組など幅広いジャンルで活躍しました。そんな梅沢富美男さんのイメージといえば女好き。1990年、妻の明子さんと2度目の結婚をしたものの、明子さんは梅沢富美男さんの浮気癖に困り果てていました。
浮気相手といるところを台風中継のカメラに撮られたり、浮気疑惑のあった若女将がテレビに登場したり、精力剤マカを定期購入したり。そんな浮気キャラの梅沢富美男さんには今も忘れられない30年前の禁断の恋がありました。
2人の出会いは1982年、梅沢富美男さんが初めてドラマ出演した「淋しいのはお前だけじゃない」でした。当時31歳の梅沢富美男さんと36歳の木の実ナナ(きのみなな)さんは夫婦役を熱演しました。しかし当時、木の実ナナさんはドラマや映画で活躍する超売れっ子。一方、梅沢富美男さんは超新人俳優でした。
梅沢富美男さんは叶わぬ恋と知りながら思い切ってアプローチしたと言います。実は梅沢富美男さんは妻も子供もいる妻帯者でした。この事実が発覚すると女性ファンから裏切られたと大バッシング。謝罪会見を開く事態にまで発展しました。
会見から数日後、雑誌の対談に呼ばれていくと、木の実ナナさんがいました。妻帯者である自分と付き合えるか興味本位で聞いてみると…
そして梅沢富美男さんは妻帯者の身でありながら自分の想いを伝えることを決意。バーに誘い出したもののなかなか言い出せなかったと言います。
すると、木の実ナナさんが「今日ウチに来ない?」と誘ってきました。梅沢富美男さんが覚悟を決めたその時、二人が共演したドラマの監督が現れ、3人でビデオを夜通し見続けることに。禁断の恋が発展することはなく、ドラマも終了し二人の恋は終わりを告げました。
その後も木の実ナナさんのことを片時も忘れることはなかったものの、叶わぬ恋だったと諦め、1990年に明子さんと結婚しました。
木の実ナナさんは梅沢富美男さんが好きだったそうです。梅沢富美男さんの人柄に加え、幼少期を花街で過ごした木の実ナナさんは、着物姿の似合う男性に強い憧れがあったと言います。そして、雑誌の対談で気持ちが抑えきれず、自分の想いを告げたのだそうです。
木の実ナナさんがいた事務所はスキャンダルを起こしたらクビだったため、何度も連絡を取ろうとしたものの行動を起こせませんでした。それでも一晩だけでも一緒に過ごしたいと「今日ウチに来ない?」と誘ったのだそうです。
しかし、幸か不幸か禁断の恋が発展することはなく、木の実ナナさんは抱き続けていた恋心を封印したと言います。
その思いを胸に刻み、木の実ナナさんは今も独身を貫いています。木の実ナナさんには今も大切にしているものがあります。それは梅沢富美男さんに貰ったゴールドのペンダント。表には「ナナ」、裏には「富美男」と書いてあるそうです。
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