世界一美しいミイラ ロザリア・ロンバルド|世界まる見え×不可思議探偵団

イタリアのパレルモにあるカプチン修道会の地下墓地には、8000体ものミイラが置いてあります。保存されているミイラは16世紀から19世紀のもので、修道士や信者たちです。ミイラにすることで、残された遺族はいつでも死者と会うことができる、肉体が存在すれば魂は再び戻るという願いが込められているそうです。しかし、19世紀末に法律がかわり現在はミイラでの埋葬は禁止されています。

 

世界一美しいミイラ

世界一美しいミイラというのは、ロザリア・ロンバルド。髪の毛やまつ毛までしっかりと残ったミイラで、眠っているようです。ロザリア・ロンバルトは、1920年に肺炎のため2歳で死去。90年経った今も、美しいまま保存されています。

 

ロザリアがこんなにも美しく保存されているのは、カプチン修道会ではなくアルフレッド・サラフィアという当時イタリア随一の腕を持つ遺体保存技師がミイラの処置を施したからです。サラフィアは、その技術を秘密にしたままこの世を去ったため、ロザリアの美しさの秘密は長い間謎でした。

 

世界一美しいミイラの秘密

ミイラ研究専門家のダリオ・ピオンビーノ博士が、その秘密を解明しました。サラフィアには、秘密のノートがあり、そこにはどんな薬品を使いどんな処置を施したのかが記録されていました。ダリオ博士は教授の遺族の許可をもらいノートを調べ真相が分かったのです。

 

その方法は、アルコールやグリセリンなどの薬品を体内に注射するものでした。一番注目すべき点はホルマリンを注射していたことです。今でこそ標本を作る時などに使うホルマリンですが、当時はまだホルマリンが発明されたばかりでした。そのホルマリンを人体に直接注射したのはサラフィア以外ほとんどいなかったそうです。

 

そして、サラフィアは遺体保存の仕上げにロザリアの頬にパラフィンを注入しました。パラフィンはろうそくの原料でもあるのですが、これを注入することで顔をふっくらと保つことができるのだそうです。

 

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