奥村チヨ(おくむらちよ)さんは18歳でレコードデビュー。つややかな肌に抜群のスタイルでスター街道をのぼりはじめました。しかし、忙しすぎてメイクを一度も落とさないまま次の日の仕事を始めることもあったと言います。まだ若かったため大丈夫だと思っていたのです。
38歳の時、顔全体に広がる原因不明の吹き出物ができました。病院へ行くと、仕事を辞め肌へのストレスをなくすように言われました。どうしても夜眠れない時のために応急処置のステロイド剤を処方されました。引退するなど考えられなかった奥村チヨさんは、ステロイド剤を乱用し一時的に症状を抑えステージに立ち続けました。
蓄積された肌ダメージとステロイド剤乱用の副作用で、肌はとりかえしのつかないダメージを受けました。肌はひび割れ、髪は抜け落ち絶望的な状態に。引退しかないのかと諦めかけた奥村チヨさんは、北原美顔術と出会いました。
今から110年前、おしろいに含まれる鉛から女性を守るため医師の北原十三男さんが編み出し、改良を重ねてきた美顔法。時のファーストレディや歌舞伎界など数々のセレブから肌トラブルの駆け込み寺と呼ばれ今も根強い人気を持っている。
ここから奥村チヨさんのV字回復美肌ストーリーが始まりました。
北原美顔術の北原邦子院長は当時の奥村チヨさんの肌について、いろんな病院に通ったことでかぶれの状態が反対に進行してしまっていたと言っていました。医学用語で挫創(ざそう)という血液や体液がにじみ出る程皮膚表面が傷ついた状態になっていたそうです。
そんな状態から奇跡の輝く肌に回復させた北原の技術は「美顔雪肌術」というもの。乾燥肌などささいな肌トラブルにも対応するために考えられたという万能美肌テクです。
美顔雪肌術
- 氷
- 水
- アイスバッグ
アイスバッグに氷を入れたら少量の水とともに氷のカドをとり準備は完了。アイスバッグを顔のたるみを押し上げるように肌に当てます。
なぜ冷やすだけで美肌に?
医師によると肌を冷やすことで血管が一時的に収縮。その後、常温に戻ったときに血管は拡張。この繰り返しで血液が次々に送り出され、肌の代謝が活発に。肌のダメージが回復したのだそうです。この季節は室内などの温かい場所で行うのがオススメです。メイクの上からでもOKです。
- 同じ場所を冷やし続けない
- 眼球を直接冷やさない
- 顔面神経への負担を考慮
- 三叉神経痛、寒冷じんましんのなどの症状がある方は医師に相談
「激変!ミラクルチェンジ」
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