驚異の聴覚を持つ全盲のホワン・ルイズ エコーロケーション|ミラクルセンス

アメリカ・ロサンゼルスに住むホワン・ルイズさん(30歳)は人並み外れた聴覚の持ち主です。ホワン・ルイズさんは生まれた直後に病気で視力を失いました。しかし、ホワンさんは他の人と何ら変わらない生活をしています。掃除や洗濯、洗い物などの家事も自分でこなします。ホワンさんは周囲にある様々なものを正確に把握していると言います。

 

舌で上顎をはじいた時に生じるクリック音を発し、音が跳ね返ってくる反響音を聞き周りの様子を知っているのです。反響音を利用するこの方法は「エコーロケーション」と呼ばれています。ホワンさんは反響音で物の素材まで分かります。素材によって吸収される周波数が微妙に異なるため反響音には違いがあるのです。

 

ホワン・ルイズさんは、1981年にメキシコで生まれました。生まれた時、ほぼ視力は失われていました。6歳の時、将来を心配する母に連れられアメリカにやってきました。母親の方針でホワンさんは他の子供たちと何ら変わらない環境で育ちました。積極的に外出し登山や釣り、乗馬など様々な体験を積み重ねてきました。そうした経験の中でホワンさんは周りの音を聞いて状況を把握する術を身に付けていました。

 

クリック音を使い始めたのは12歳の時。目の見えない年上の青年からエコーロケーションを教わったのです。当時通っていた中学校の廊下でエコーロケーションを練習しました。1年ほどで周辺の状況が感じられるようになりました。ホワンさんは自らの経験を生かし、8年前からエコーロケーションを教えています。

 

「ミラクルセンス」

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