18年間も医者のふりをしていた夫ジャン=クロード・ロマン|実録!世界の愛憎ミステリー

テレビ朝日の「実録!世界の愛憎ミステリー妻VS夫 殺しの修羅場ファイル」で医者を演じ続けた夫について放送されました。

 

フランスのプレヴサンに住むジャン=クロード・ロマン(38歳)は妻と2人の子供と幸せな生活をしていました。妻は超エリート医師の夫を誇りに思っていました。夫の勤め先はWHO(世界保健機関)。WHOの本部はスイスのジュネーブにあり193カ国が加盟する国連の専門機関です。家計・財産は夫が管理し、豪邸に高級車、お金に困ったことなどありませんでした。
しかし、ジャン=クロード・ロマンの正体は無職でした。WHO勤務、医師というのも嘘だったのです。ジャン=クロード・ロマンは朝家を出るとフランスから国境を越えスイスへ。向かった先はWHOの本部。職員でもないのに実際に通っていました。それは、ウソをつくため最新の医学知識の情報収集のためでした。さらに実際に開かれる国際会議の日に海外出張にも出かけていました。しかし、本当は空港近くのホテルに宿泊するだけ。そして妻に嘘をつくため出張先の情報を本を読んで仕入れていました。

 

生活費は両親、妻の両親、親戚から騙し取っていました。WHOに勤めている自分の名義にすればスイスの銀行にお金を預けられ金利は18%もつくと嘘をついていたのです。この手口で8000万円も手に入れていました。それがなくなると、友人も同じ手口で騙しました。

 

ジャン=クロード・ロマンがこんな嘘付きになったのは両親の教育のせいでした。実家は裕福でしたが、父の教育はとても厳格でした。肩書きばかり気にする両親に、ジャン=クロード・ロマン少年は失敗することはできない、失敗したら自分の居場所がなくなると考えるようになりました。ジャン=クロード・ロマンは両親を喜ばせるために猛勉強し、フランスのリヨン大学医学部に合格。大学で妻となるフロランスと出会いました。フロランスは医学部では極めつけの美人。彼女は優秀で裕福なジャン=クロード・ロマンに好意を持ちアプローチしました。2人は付き合い始め、学内NO.1のカップルでした。
しかし、フロランスへの恋にうつつを抜かしジャン=クロード・ロマンは2年生への進級試験に落第。人生初の失敗に直面したのです。フロランスに捨てられるのが怖くて本当の事が言えませんでした。これが18年の嘘の始まりでした。落第しているにも関わらず、何食わぬ顔で2年生の講義に参加。もともとの頭の良さもあり、全員を完璧に騙すことに成功。就職の話題になると、WHOに就職したと言いました。WHOに普通の医学生が就職できることはほとんどないので、知り合いに会うこともない完璧な嘘でした。2人は結婚し、18年も嘘の生活を続けました。
彼の嘘がバレるきっかけはクレジット会社から来た「残高不足で引き落としできない」という通知でした。実は嘘のセレブ生活はエスカレートし、1ヶ月の生活費は180万円にも達していました。ジャン=クロード・ロマンが嘘で集めた金も底をつき残高は4万円になっていたのです。
さらに、隣にWHOに勤めている人が引っ越してきました。その人から本部で毎年クリスマスパーティーが開かれていることを教えられました。妻は不審に思いはじめました。フロランスはWHOの代表番号に電話し、夫がWHOにいないことを知ってしまったのです。
1993年1月9日、ジャン=クロード・ロマンは妻と2人の子供を殺害しました。さらに、ジャン=クロード・ロマンは実家に行き両親を殺害。自宅に戻ったジャン=クロード・ロマンは家を燃やし、自身も睡眠薬を飲んで死のうとしました。しかし、近所からの通報でジャン=クロード・ロマンは助けられてしまいました。

ジャン=クロード・ロマンに下された判決は死刑のないフランスで最も重い無期懲役でした。




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