拒食症と闘った木村恵さん|ザ!世界仰天ニュース

木村恵(きむらめぐみ)さんは、私立の女子中学校に通っていました。身長160cm、体重55kgと健康的な体型。几帳面で完ぺき主義な性格でした。そのせいか、華やいだ女子の雰囲気になじめないことが多く、いつもイライライし学校に居場所がないと感じていました。

そんなある日、父親から「最近がっちりしてきたな」と言われ、年頃の少女の心に重くのしかかってしまいました。また、友人からも「筋肉太り」「一緒にダイエットしよう」などと言われダイエットをすることにしました。

朝食はシリアルバー1本だけ。夕食も減らしました。すると、簡単に5kg体重が落ちました。しかし、ストイックな木村恵さんは、さらに食事の量を減らしていきました。体重は-8kgになりましたが、満足できず朝食をとらなくなりました。そして、木村恵さんは拒食症になってしまいました。

拒食症患者は、極度の体重低下により脳内にモルヒネ物質が分泌されることがある。それにより、疲れが感じられず高揚感が高まり極端に運動したくなることもある。

この頃になると生理が止まっていました。体力の衰えも感じましたが、それでも減量をやめませんでした。しかし、体重が28kgになった頃、死の危険を感じたと言います。母に連れられ病院へ。脳と臓器は栄養不足のため萎縮していました。

摂食障害は大きく3つに分類されます。

  • 食べて吐く「過食嘔吐型」
  • ひたすら食べる「過食型」
  • 自分のルールやこだわりが強い「制限型」

木村恵さんは制限型でした。

木村恵さんは、病院から学校を休むように言われ、出席日数が足りず高校を退学。フリースクールへ通うようになりました。

体重は24kgに。ついに入院することにしましたが、低血糖症と肺炎になってしまいました。退院後、母と2人で拒食症と闘うことにしました。

母親はカウンセラーの麻生洋子さんのもとへ恵さんを連れていきました。しかし、体重は23kgまで減り、再び入院することに。その後、本気で病気を治すことを決意しました。

2006年に34kgになってフリースクールを無事に卒業することができました。現在26歳になった木村恵さんは看護師の補助として働いています。

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拒食症の恐怖の真実

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