翡翠の仮面の謎|たけしの新・世界七不思議大百科

テレビ東京の「たけしの新・世界七不思議大百科~古代文明ミステリー~」でマヤ文明の翡翠の仮面について放送されました。20世紀、アメリカ大陸では新発見が相次ぎました。その中に古代エジプトの黄金のマスクに匹敵する発見がありました。それは340片の翡翠と4片の貝殻、2片の黒曜石が使われた「翡翠の仮面」です。ユカタン半島のジャングルのパレンケ遺跡から発掘された秘宝です。

中央アメリカ・ユカタン半島の熱帯ジャングルに栄えたマヤ文明は紀元前800年以降を起源にスペイン人に征服されるまで2000年以上続いたとされる文明です。そんなマヤの真実が分かってきたのは20世紀になってからです。光を当てたのはマヤを代表する都市のひとつパレンケ遺跡を1948年に訪れたアルベルト・ルスです。ルスが注目したのはパレンケの中央に位置する巨大な神殿ピラミッド。神殿を調べてもマヤの真実にせまる手掛かりは何も得られないまま時は過ぎていきました。しかし、神殿の最上部にある瓦礫を取り除いていると下へ続く階段を発見しました。そして4年の歳月が過ぎた1952年、ルスたちは階段の一番下に降り立ちました。そこでルスは三角形の大きな石版を見つけました。石版の奥には高さ7mの空間がありました。真ん中には彫刻を施した大きな石の塊があり部屋のほとんどを占めていました。石の塊をどかすと中には身長190cmを超える人物の骨と無数の翡翠の欠片がありました。周囲に散乱していた340片の翡翠と4片の貝殻、2片の黒曜石を一つ一つ組み合わせていったところ、仮面となったのです。それはツタンカーメンの黄金のマスクに匹敵する世紀の大発見でした。この秘宝の発見によって世界がマヤ文明に注目したといっても過言ではありません。さらに石棺の中からは仮面以外にも翡翠のアクセサリーが多数見つかりました。はたしてこれほどの翡翠に彩られた人物は誰なのでしょうか。

後に蓋の碑文が解読されたことで、その人物が明らかになりました。ルスの予想通り棺におさめられていた人物は7世紀頃にこの地で強大な権力を握っていたパカル1世というパレンケの王でした。さらに、その後ほかの遺跡でも神殿ピラミッドの内部から王の墓が続々と発見されました。マヤはそれぞれの都市を王が統治する都市国家の集まりであったことが明らかになったのです。




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