中島久之(なかじまひさゆき)さんと言えば、1978年に放送されたドラマ「七人の刑事」で東大出身のエリート刑事役を熱演。三浦洋一さんや宅麻伸さんも出演したこのドラマは、最高視聴率21.8%を記録しました。
その後も「赤い激流」でエリート検察官役、「白い巨塔」ではエリート医師役と、その爽やかで甘いマスクを武器に役者としてエリート街道を突き進むと思われました。
中島久之は今…
現在63歳となった中島久之さんは東京都中野で「さくらやま果房」というお菓子屋さんを経営しています。一緒に働いているのは妻の正子さん。
しかし、エリート役者が一体なぜ?
そこには役者という仕事の厳しい現実がありました。
役者 40歳限界説
ドラマや映画は年齢の若い登場人物が多く、圧倒的に年配者の役は少ないのです。中島久之さんも40歳を迎えると仕事が減少。その後も舞台を中心に役者の仕事は続けているものの、気づけば60歳目前に。
そんな中、ドラマの制作スタッフとして働いていた奥さんが、自らの引退をきっかけにお菓子屋さんの開業を提案。もともと奥さんがお菓子作りが大好きだったことが理由ですが、全く経験のない世界でした。
お菓子屋さんは超激務
夜7時にお店は閉店しますが、翌日の仕込みを行います。コンフィチュールは奥様こだわりの完全無添加ジャムです。果物本来の味や香りを伝えるため、保存料を一切加えない完全無添加で勝負。さらに、作り立てを販売するため仕込みは家族総出。早朝4時を回ることもざらだと言います。
朝9時には回転準備です。次男の瑞貴さんは9年間働いた飲食店を辞め、大忙しの両親を助けるため1年前からお店を手伝っています。
開店から4年、家族総出で必死に働いた結果、今では雑誌にも取り上げられる人気店に。中野マダムが連日押し寄せ、ネット販売も人気のお店になっています。
「爆報!THEフライデー」
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