人気ホラー映画「チャイルド・プレイ」に出て来る殺人人形チャッキーにはモデルが存在します。アメリカ・フロリダ州キーウエストのイーストマーテロ博物館にあるロバート人形です。ガラスケースに厳重に保管された何とも異様な顔の人形です。しかも、なぜか周りの壁一面に沢山の紙が貼られています。
ロバート人形が作られたのは…
ロバート人形が作られたのは1904年のこと。当時この辺りをおさめていた大地主オット家で一人の使用人がクビになりました。怒った使用人が腹いせに、オット家の長男ロバートに「不幸になれ」と呪いをこめた人形を送り付けたのが全ての始まりでした。
その後、ロバートは精神を病んだようになり、暴力的なふるまいを見せ始めました。苦しんだ末ロバートが亡くなると、残された人形は屋敷の中で様々な怪奇現象を引き起こし、処分に困った家主が美術館に送ってきたのです。
それ以来、美術館を訪ねた人たちにしばしば災いをもたらすと言います。
ロバート人形の呪い
ヘザー・クレマンは、ロバート人形の前を通ったら突然メガネが割れたと言います。さらに、家に帰ると恋人にふられ車は壊れ、仕事までクビになったのです。あげくの果てにようやく決まった新しい職場が火事で焼けてしまいました。
超常現象研究家のデヴィッド・L・スローンによると、美術館に来たあと不幸な目にあう人は美術館である失敗を犯していると言います。それは人形に敬意を払わなかったという過ちです。
ヘザー・クレマンは、いろんな災いが降りかかったので、慌ててロバート人形宛てにおわびの手紙を書きました。ロバート人形のそばの壁に貼ってある紙は、世界中からロバート人形に宛てた謝罪の手紙です。
しかし、心理学者のマリリン・ミラー博士によると、たいがいの人は悪い偶然をなんでも呪いのせいにしたがると言います。
「世界まる見え!テレビ特捜部」
敬意を払わないと不幸になる!?実在する呪いの人形
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