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がんにならないラロン型低身長症の人々|ザ・世界ワンダーX

エクアドルのピーニャスに、がんになる可能性が限りなくゼロに近い人々が住んでいると言います。ピーニャス市は人口およそ2万人。標高2000mの山に囲まれた町です。住民の多くはスペインから渡ってきた人たちの子孫です。

 

そんなピーニャスに住むラロン型低身長症の人はがんにならないと言います。

 

ラロン型低身長症

一般的な低身長の人は、成長ホルモンがわずかしか分泌されないことにより背が伸びません。しかし、ラロン型低身長症の人は成長ホルモンは正常に分泌されるものの、骨や筋肉に変換させる機能が異常をきたしているため細胞が成長せず身長が伸びません。

 

原因は遺伝子の異常です。細胞内の染色体のうち5番目の両方に異常がある場合のみ、ラロン型低身長症となります。

 

ラロン型低身長症の人は世界に350人ほどしかいませんが、ピーニャスにはそのうちの3分の1の約100人が暮らしています。

 

なぜ彼らががんにかからないことが分かったのでしょうか?

 

がんにならないことが分かったのはなぜ?

きっかけは30年程前、低身長に悩む村人からゲバラ博士が調査を依頼されたこと。

 

低身長になる原因を調べるため、低身長症の99人、普通の身長の1600人の血液や病歴を調査。20年以上調査に費やし、彼らの中にがんで亡くなった人が1人もいないことが分かったのです。

 

この結果にゲバラ博士は細胞を成長させる機能が壊れているため、がん細胞も成長しないという仮説を立てました。

 

さらに、ラロン型低身長症の人は太っている人が多いですが、血糖値などには異常が見られず、糖尿病になる人が1人もいないことも分かりました。

 

2005年、ゲバラ博士は研究結果を発表。ゲバラ博士は今でも定期的にピーニャスを訪れて研究を続けています。

 

「ザ・世界ワンダーX」

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