1969年7月21日、アメリカの宇宙船アポロ11号は月面に到達しました。人類はついに地球以外の天体に下り立ったのです。その後、1972年のアポロ17号まで6回、12人の宇宙飛行士が月面に着陸しました。しかし、それらの記録映像には疑惑の瞬間がいくつも捉えられていました。
疑惑
アポロ14号の乗組員がアメリカ国旗を月面に立てる映像では、まるで風になびいているかのようです。月面には空気がないはずなのになぜでしょうか?
さらに、月面で撮られた写真の数々は背後に広がる宇宙空間が不自然です。星がどこにもないのです。
そして、2人の宇宙飛行士の影も変です。太陽光線ならば影は平行に伸びるはずなのに2人の影は角度も長さも違います。平行になっていないのは人工的な照明で照らされているからではないのでしょうか?
着陸船写真にも怪しいところがあります。重さ14トンを超える着陸船が下り立つ時、ガスは地面に向けて猛烈な勢いで噴き出しているはずです。しかし着陸船の下の地面にガスの痕跡となるクレーターのような穴はありません。これらは地球のスタジオで撮影された捏造で、アポロは月に着陸していないのかもしれません。
アポロ計画終了の4年後、1976年にこうした疑惑の数々を最初にまとめた本「我々は月にいっていない」が出版されました。作者はアポロのロケットを設計・製造するメーカーで働いていたビル・ケイシング。ケイシングが疑惑を持ち始めたのは宇宙開発競争におけるアメリカの技術力への不信感からでした。
東西冷戦の最中1961年4月、ソビエトが人類初の有人宇宙飛行に成功。新たな宇宙時代が幕を開けました。ライバルに先を越され追い詰められたアメリカは翌月、国家の威信をかけた計画を宣言。「最初に人類を月に送るのはアメリカだ」と大統領ケネディは逆転を狙いました。
しかし、アポロ計画が始まったものの大量の燃料を安定して燃焼させる技術が追いつかず爆発事故が続出。ケイシングはこんな状態からわずか数年で月への有人飛行などできるはずがないと思ったのです。
そうして調べるうちに月面着陸の映像にいくつか怪しい点があることを発見。導き出したアポロ計画の陰謀は、ロケット発射は実際に行い、発射直前に密かに抜け出した宇宙飛行士たちはアメリカ西部の砂漠に作られた極秘スタジオに移動。あたかも月面着陸に成功したかのような映像を撮影し世界中に中継。その後、地球に帰ってきた司令船の中に飛行士たちを戻したのです。
果たして月面着陸はアメリカの虚栄心から生まれたでっちあげだったのでしょうか?
疑惑検証 なぜ旗はなびいたのか?
実際に真空状態で実験してみると旗はなびきました。実は真空状態の方が旗は大きく揺れるのです。地球上は空気があるため旗が揺れるのを空気が邪魔しますが、真空状態では邪魔をする空気がないため大きく長く動くのです。空気がなければ旗はなびかないというのは思い込みにすぎなかったのです。
疑惑検証 なぜ星が写っていないのか?
太陽が当たっているところに露出を合わせると星は暗いため全く写りません。星があるなら写るはずというのは思い込みだったのです。カメラを通した映像は肉眼とは違う見え方になることがよくあるのです。
疑惑検証 なぜ影が平行ではない?
例え月面でも光源が太陽光線なら影は平行になります。しかし、これは2人とも平らな場所にいる時の話です。もし、それぞれの人物が立つ地形が斜面だったとしたら影は斜面にそうため長さと角度が変わったように見えます。影が写る地面の角度や見る角度が変われば影は平行には見えないのです。
疑惑検証 着陸船の下に穴がない?
月の地面は地表に衝突した隕石などが砂状に細かく砕かれ降り積もって出来ています。砂は降り積もるたびに、その隙間を埋めながらどんどん固まっていきます。そのため地表はサラサラでも地中は密度が高く固いです。
一方、地球の柔らかい地面は生き物の活動や雨や風の風化作用によるもの。このような作用は月では起こりえません。着陸時のガス噴射をうけ表面の砂は飛ばされても、すぐ下の固いそうに穴はあかないのが月の世界なのです。
「幻解!超常ファイル ダークサイド・ミステリー」
NASAの陰謀!?Part1人類は本当に月に行ったのか?
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