山本陽一は今…失業・大病・離婚 知られざる転落劇|爆報!THEフライデー

1984年に青春映画「パンツの穴」でデビューしたアイドル俳優・山本陽一(やまもとよういち)さんは、その端正なルックスで一気にブレイク。その後も「夏・体験物語2」や「季節はずれの海岸物語」などの青春ドラマなどに次々抜擢。

その人気は日本だけにとどまらず、香港からも無数のファンレターが届くほど。しかし、90年代に入ると目立った活躍はできずテレビの前から姿を消しました。

現在、45歳になった山本陽一さんは大阪府箕面市で、鉄鋼関連の企業が町工場に機械部品を発注するさいの仲介の仕事をしています。主に工場の生産ラインの部品を扱っています。

かつて一世を風靡した彼の人生に一体何があったのでしょうか?

知られざる転落劇

90年代に入るとトレンディドラマ全盛期。まだ20歳と若く青春ドラマのイメージが強かった山本陽一さんは失速。彼のポジションは吉田栄作、織田裕二、江口洋介といったトレンディ俳優に取って変わられたのです。

もちろん脇を固める仕事はあったものの、かつて主演をはっていたプライドと事務所の意向もあり、主演以外の仕事を全て断っていました。その結果、仕事はゼロに。

しかし、そんな彼に転機が。2006年に一般女性と結婚し一人娘に恵まれたのです。そして家族を養うために心機一転。事務所を移籍し芸能界での再起を図りました。Vシネマから舞台まで、どんな端役であろうとも来る仕事は一切拒まず引き受けました。

大病で無職に

しかし2009年8月、劇症型心筋炎になってしまいました。

劇症型心筋炎とは心臓を動かす筋肉に風邪ウイルス等が感染し短時間で急激に炎症を起こす病

何とか一命を取り留めた山本陽一さんでしたが、ウイルスにより心筋の70%が破壊され、心機能は3割ほどに低下してしまいました。まともに動けない山本陽一さんを役者として使ってくれるほど現実は甘くなく、またもや仕事ゼロに。トップアイドルだった山本陽一さんは再び無職になってしまったのです。

しかし、家族を養うため働かなくてはなりません。そのため弁当屋さんや居酒屋、スーパーなどのアルバイト面接を受けるも、40歳の元アイドルを雇ってくれる会社はありませんでした。

そんな山本陽一さんが先輩のつてで就いた仕事が解体現場の作業員。しかし、心臓の機能が低下している山本陽一さんにとって肉体労働は人一倍つらいものでした。それでも一般の社会人経験のない彼に残された仕事はこれしかなかったのです。

ところが、勤務先の会社が倒産し再び路頭に迷ってしまいました。そして1年前、彼は44歳にして大阪の実家に戻りました。父に頭を下げ、自営業の機械部品会社で働かせてもらうことに。

現在、山本陽一さんは社会人2年目の新人として必死に働いています。

離婚

山本陽一さんが今住んでいるのは家賃4万円の6畳のアパート。実は職を失った山本陽一さんは妻との関係が悪化。2年前に妻が子供を引き取る形で離婚していました。

お昼は190円の激安おにぎり弁当、お茶は自宅で作ったものを持参する節約生活。こんな切り詰めた生活を送っているのは養育費を払うためです。

離婚以来、山本陽一さんは離れ離れになった娘のために毎月欠かさず養育費を送り続けています。

「爆報!THEフライデー」

この記事のコメント

  1. 木村直子 より:

    陽一さんのファンで、何も知らなかった。でも今でも好きです。辛かったんだなぁ。うちも毎日辛いけど頑張って????行きます。陽一さんもファイト????

  2. 和男 より:

    38歳の男です。15年位前だったか、深夜にTVでパンツの穴をたまたま見て、大爆笑しました。今思うと、キャストがいいんですよねー。それに、自分が小さかった時の町並みなんかを思い出して懐かしさも感じつつ。あの頃の時代は良かったですよね。山本陽一さん、影ながら応援しています!

  3. 吉川徹 より:

    最近YouTubeでパンツの穴を見て 懐かしくて毎日仕事終わった後毎日見てました。YouTubeから削除されたのでDVDを買ってしまいました。
    現在52歳である自分にとって80年代の時代を写しだした青春映画は懐かしいものでした。内容は確かにおバカ映画ですが、青春映画のツボは押さえてあり 山本陽一さんのおバカ演技には 美しさと憂いがあり非常に素晴らしいと思います。現在50歳の山本陽一さんですが また彼の演技が見たいです。