選択的摂食 チョコレートしか食べられない超偏食男の壮絶な24年間|ザ!世界仰天ニュース

1980年、イギリス・マンチェスターに住むギャリー・ブレナンは好き嫌いもなく食欲旺盛な男の子でした。しかし、麻疹(はしか)に感染し入院。食べては吐くように。病院食は全く受け付けなかったもののチョコレートは食べることが出来ました。

退院してからもご飯を全く食べようとせず、チョコレートばかり食べるように。病院に行くと、心の問題かもしれないと言われました。

選択的摂食(せんたくてきせっしょく)
数種類の食べ物しか食べられず、他の食べ物に抵抗を示す状態のこと。ほとんどが子供の頃に発症し、好き嫌い偏食と見なされることが多い。日本では病気として認知されておらず、研究もほとんどされていない。

ギャリーは麻疹の時に苦しかったことと、チョコなら食べられたことでチョコレートを食べて治ったと感じてしまったのです。そのため、チョコレート以外のものを食べるとまた苦しくなると思うように。両親は少しでも体に良さそうなチョコレートを探し、スナック菓子と牛乳は飲めるようになりました。

小学生になってもチョコレートしか食べられない状態はかわりませんでした。同年代の友達にギャリーの苦しみは理解されず、無理やり食べさせようとされ吐いてしまいました。その日から、ギャリーは人前で食べるのをやめました。

ギャリーはチョコレートを美味しいと思ったことはなく、みんなと同じものを食べたいと思っていました。ご飯を食べようと試してみてもうまくいかず、大人になっても食生活は変わりませんでした。

大人になったギャリーの食生活は、朝食はチョコレート2kgに牛乳2リットル。職場ではトイレに隠れてチョコバーをむさぼり、夕食はチョコレート5kg。そんなチョコレートだけで作られたギャリーの体は200kgを超えました。

ギャリーは、自分の偏食を理解してくれる彼女ができ結婚。2人の子供にも恵まれました。ギャリーの食生活は変わりませんでしたが、家族との食事を楽しめるようになりました。

糖尿病に…

そんな矢先、健康診断でかなり進行した糖尿病であることが発覚。このままでは余命1年と言われてしまいました。

ギャリーは減量することを決意。家族のサポートもあり、次々と食べ物を克服していきました。

減量に成功

現在32歳のギャリー・ブレナンは、体重82kgにまで減っています。しかし、ギャリーがダイエットに夢中になったあまり夫婦関係に亀裂が入り離婚。

ダイエットがきっかけでハマった自転車。今年はトライアスロンに挑戦する予定だそうです。

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超偏食男の壮絶な24年間

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