黒沢あすか(くろさわあすか)さんは「あすなろ白書」に出演し、その妖艶な魅力と演技力は海外でも脚光を浴び、2003年「六月の蛇」でポルトガルポルト国際映画祭、最優秀主演女優賞を獲得しました。続く2010年「冷たい熱帯魚」でヨコハマ映画祭、助演女優賞を獲得しました。
突発的末梢性めまい症を発症
しかし、2012年に主演舞台の稽古中に倒れそのまま女優を休業。黒沢あすかさんの病は突発的末梢性めまい症でした。
2005年、黒沢あすかさんは仕事で出会った一般男性の梅沢壮一さんと結婚し3人の男の子に恵まれました。しかし、この結婚は2回目で長男は前の夫との子です。そのことが黒沢あすかさんに大きなストレスを与えていました。「長男は不憫な思いをしないだろうか」「本当の家族になれるだろうか」という悩みを抱えながら長年女優と母親を両立していました。
ところが、2012年春頃から次第に追い込まれていきました。突然襲ってくる嘔吐、めまい、耳鳴り。症状は日に日に激しさを増していきました。そしてついに舞台の稽古中に意識を失ってしまったのです。
その後、自宅療養をおこなった黒沢あすかさんですが精神状態は悪くなる一方でした。そして別れた夫の幻覚を見るように。
そんな黒沢あすかさんを救ってくれたのは気がかりに思っていた長男でした。それは何気なく耳にした兄弟の会話。長男は「今お母さんは病気で大変なんだよ。お母さんを困らせるなよ。今からお母さんにご飯作るから一緒に持っていこうぜ」と弟たちに話していました。こんな母でも心配してくれる長男、自分だけ父親が違う事など気にしていない誰よりも家族を想う頼りがいのある姿でした。
その後、黒沢あすかさんは嘔吐とめまいと闘いながらリハビリに取り組みました。そして2013年2月に女優復帰。黒沢あすかさんは家族に支えられながら再び女優として母として歩き始めています。
「爆報!THEフライデー」
この記事のコメント