溜め込み症候群 思い出に支配され続ける男|ザ!世界仰天ニュース

アメリカ・カルフォルニア州ロサンゼルスに住むラスは、プロのコーラス歌手としてブロードウェイを始め数々のステージでその歌声を披露してきました。

しかし、彼は溜め込んでしまう症状に悩まされていました。ラスは片付けようとしても物に思い出を感じると、どれだけ無駄なものであっても取っておきたくなってしまうのです。こんな性格のため部屋はガラクタでいっぱいでした。

さらに、ラスの溜め込む癖に拍車をかけたのが母の死でした。早くに父を亡くしていたラスにとって、母はたった一人の肉親。悲しみに暮れながら遺品を整理するため実家へ。そこは思い出だらけの場所でした。

ラスはほとんど捨てることが出来ず、全て自宅のアパートに持ち帰りました。そのせいで部屋は物で溢れかえった状態に。そして、増え続ける物のせいで暮らす場所がなくなり、ついに寝る場所もなくなり外で寝るようになりました。

近隣住民から溜め込みで苦情がきました。消防法に触れ立ち退きを迫られました。

そんなラスがセラピストに相談するという番組が注目を集めました。自分の症状と本気で向き合うことを決めたラスは、少しずつ物を処分するように。そしてセラピストとの出会いから12週間後、部屋の物はかなりスッキリしていました。

思い出にとりつかれた部屋から少しずつ解放されていったラス。溜め込みの症状が再発しないことを彼も願っています。

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思い出に支配され続ける男

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