雪男イエティの真実 後編|幻解!超常ファイル

1974年、クムジュン村の女性がイエティに襲われる事件が起きました。クムジュン村にあるチベット仏教の寺クムジュン・ゴンパでは、イエティの体の一部が祀られていると言います。それはイエティの頭部の皮だそう。しかし、1960年のイギリスの調査でカモシカの毛皮と指摘されています。それでもクムジュン・ゴンパに保管されているイエティの頭皮は外国からの登山客に大人気で、クムジュン観光の目玉になっています。

 

クムジュンは標高4000mにあり、かつてはジャガイモ栽培やヤクの放牧しか産業のない村でした。しかし1950年代以降、エベレストに憧れを抱く人、イエティを求める人が盛んに訪れるようになり外国人向けのホテルやレストランも作られています。

 

1951年、イギリス遠征隊のエリック・シプトンがヒマラヤの雪山で巨大な足跡を発見し、シプトンが撮影した足跡の写真は大きな話題を呼びヒマラヤに古くから伝わるイエティは世界的に有名になりました。

 

しかし、実はその15年ほど前、すでにイエティの噂を知っていたドイツの動物学者が正体を推定していました。「イエティの正体はヒグマ」と記した本を動物学者はドイツ国内で発表。これを知ったシプトンは学者のもとを訪ね、この本の英語版を出版しないように依頼しました。その理由はイエティがヒグマであるということが公になれば出版界は我々の次のエベレスト遠征隊のために必要な資金を援助してくれないからだったと言います。

 

世界で初めてエベレスト山頂に到達するのはどこの国かイギリスをはじめ各国が競争を繰り広げる中、その挑戦には莫大な費用が必要でした。未知の生物がエベレスト周辺にいるかもしれないというロマンのある噂は、スポンサーから遠征資金を集める口実に有効だったのです。そして、イギリスのシプトンがイエティの足跡を撮影した2年後、イギリスの遠征隊がエベレスト初登頂に成功。足跡写真を撮ったシプトンには研究者の間から疑惑の目が向けられています。

 

「幻解!超常ファイル ダークサイド・ミステリー」
雪男イエティの真実 後編



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