水越けいこは今… ダウン症の息子&離婚でシングルマザーに|爆報!THEフライデー

水越けいこ(みずこしけいこ)さんは、1979年に「ほほにキスして」が大ヒット。1970年代後半、朝の情報番組「8時の空」で毎朝歌声を披露し「朝8時の女」と呼ばれ話題に。その後も「めぐり逢いすれ違い」「Too far away」など数々のヒット曲を世に送り出しました。

プライベートでは、1986年にバックバンドの男性と結婚。長男出産をきっかけに芸能活動を休止しました。

ダウン症の息子

水越けいこさんは38歳の時に妊娠。1992年6月2日に長男・麗良(れいら)君を出産しました。夫も水越けいこさんもミュージシャンだったことから2人が好きだった曲「いとしのレイラ」をイメージして名前をつけました。

出産から2日後、息子がダウン症であることを医師から告げられました。水越けいこさんはダウン症のわが子を向き合っていくことを決めました。

しかし、息子と毎日向き合う生活は簡単に割り切れるほど甘いものではありませんでした。やりきれない思いと周囲からの「どうして検査しなかったの?」など心ない言葉に苦しめられました。

そんな彼女の迷いが家庭関係にも影響を及ぼし始めました。やがて夫との言い争いが絶えなくなり、麗良くんが4歳の時に夫は玄関に置手紙を残して去っていきました。

シングルマザーに

離婚した水越けいこさんは、都内に小さなアパートを借りて息子と2人新しい生活を始めました。しかし、女手一つでダウン症の子供を育てるのは容易ではありませんでした。

子供を保育園に通わせ始めた水越けいこさんは、子育てと両立できるパートを探しました。しかし、麗良くんは感染症にかかりやすく病弱だったため、つきっきりにならざるおえないことも多かったと言います。そのため都合良く働ける条件の仕事は簡単には見つかりませんでした。

親族や友人に頭を下げてお金を借り生活費に回したと言います。

現在21歳となった麗良くんは、一人でバスを乗り継ぎ移動できるまでに成長しました。今は障害者福祉施設に通い就業に向けた訓練を受けています。また週3日、近くの歯医者に出向き1時間の清掃業務をするなど実社会の中で働くための実習をしています。

さらにセミナーを受けたり、受け答えの練習をするなどひたむきに努力しています。水越家では家事も麗良くんと分担し支えあって生きています。

水越けいこさん自身は歌手活動を本格的に再開。そのかたわら全国各地を巡りダウン症に関する講演活動を続けています。

「爆報!THEフライデー」

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