2008年に肝不全のため亡くなった映画評論家・水野晴郎(みずのはるお)さん。生涯独身をつらぬいた水野晴郎さんには借金疑惑や奇行、同性愛疑惑など数々の衝撃的な噂がささやかれました。
元お笑い芸人の西田和昭(にしだかずあき)さんと水野晴郎さんは長年同じマンションに住んで、常に行動を共にしていました。そのため一部報道では2人は恋人関係にあるとの噂もささやかれていました。
2人の出会い
水野晴郎さんと西田和昭さんが出会ったのは、水野晴郎さんが48歳、西田和昭さんが22歳の時でした。お笑い芸人をやっていた西田和昭さんが「お笑いスター誕生」に出演し、そこで審査員をやっていたのが水野晴郎さんでした。
これをきっかけに公私共に水野晴郎さんの世話をするようになり、気づけばいつも一緒に過ごしていたと言います。
テレビではスーツ姿で映画解説をする紳士的なイメージの水野晴郎さんでしたが、アメリカ警察が大好きで49歳でアメリカの警察学校に体験入校。さらに1996年には映画監督デビューも果たしました。
映画監督デビュー
映画のタイトルは「シベリア超特急」。水野晴郎さんは監督だけでなく主演もつとめました。第二次大戦前夜の鉄道内で起きた密室殺人事件を描いたミステリー映画。制作費は全て自腹で8000万円もかかったと言います。ところが公開初日お客さんはたったの2人だったそうです。
それにも関わらず「シベリア超特急パート2」を製作。その後も「シベリア超特急」シリーズを撮り続け映画5本、舞台2本を製作。その総制作費は10億円にもなりました。
しかし、シベリア超特急シリーズは一般的にはヒットしなかったものの、一部の映画好きには注目されていました。その理由の一つは豪華な出演者。水野晴郎さんの人柄により、数々の俳優が出演してくれたのです。
スタッフが西田和昭さんに水野晴郎さんと恋人だったのか聞くと「同性愛なんてのは超えてる」と言っていました。
水野晴郎さんが残した映画「シベリア超特急」の続編ノートがあります。その思いを引き継いだ西田和昭さんは今年の夏、監督としてメガホンを取るそうです。
「爆報!THEフライデー」
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