一色采子(いっしきさいこ)さんは、1989年に放送された「あぶない刑事」シリーズでFBIで麻薬捜査を学んだ刑事役で人気に。さらに、ミステリーハンターとしても活躍し、妖艶すぎる美人リポーターとしても話題となりました。
しかし、2000年以降から徐々に露出が減少。いつしか表舞台から姿を消しました。
そんな一色采子さんは今、1億円を超える遺産相続問題のすえ、謎の独身生活を送っているという噂が…
一色采子は今…
現在、一色采子さんは福島県二本松市で2匹の犬と暮らしています。さらに、東京の家には猫が6匹いると言います。実は、今住んでいる二本松市の家は借家で、ある理由で福島に長期滞在することになり、愛犬2匹だけを連れてきたのだと言います。
一体なぜこのような生活を送っているのでしょうか?そこには偉大すぎる父の存在が関係していました。
一色采子さんの父親は、2006年に文化勲章を受章した大山忠作(おおやまちゅうさく)画伯。24歳から画家としての活動を始め、晩年には「日展」の会長を歴任。「鯉の大山」とも呼ばれ、2009年に亡くなるまで数々の作品を世に残しました。
そんな大山忠作さんは、絵を描くしか頭になかった男。そばにはいつも父を献身的に支える母・和子さんがいました。父が午前2時まで仕事をしていたら、それまで母は寝ず、母が眠れるのは仕事を終えた父の晩酌が終わってからだったと言います。それを見て育った一色采子さんは、家庭を持ちたいとは思わなかったそうです。
そして2004年、一色采子さんの女優人生を大きく変える出来事が起こりました。母・和子さんが肺がんで他界。一人になった父の生活を支えるため、大好きだった芸能活動を休止したのです。
父が亡くなる前、実家には200点近い父の作品が残っていました。推定価値は1億円以上。単純計算でも支払う相続税は約1000万円。かりに相続したとしても、日本画は劣化しやすいため保管するためには温度や湿度が管理されている場所に預けるのが一般的です。
都内で200点近い作品を預ける場合、毎月の管理費は約50万円。あまりの状況に一色采子さんが出した答えは寄贈。一色采子さんは、父が亡くなる前に生まれ故郷の福島県二本松市に作品を全て寄贈。そこにはお金の問題だけでなく「父の作品を観たい人がいつでも楽しめるようにしておきたい」という思いがありました。
一色采子さんは、寄贈した作品を展示している大山忠作美術館の名誉館長となり、様々なイベントを企画。多い時には3万人以上のファンが訪れると言います。
現在、一色采子さんは女優業にも復帰し、父の残した絵と二本松市のために頑張っています。
「爆報!THEフライデー」
この記事のコメント
さすぺんす
暴れん坊将軍にも、度々出演していましたね。とてもきれいな女優さんです。
その美術館を拝見したいと思います 小生は、渡瀬恒彦さんのファンでした