私道や私有地をめぐっては所有者との間でトラブルが多く、社会問題になっています。
私有地を主張して交通妨害
神奈川県茅ケ崎市の住宅街では、通行を妨げるように自転車やごみ袋がおかれています。道幅は狭いのに車の往来が多い生活道路です。通学路にもなっていますが、自転車が通行の妨げになっています。こうした状況に住民たちも困惑しています。
冷蔵庫や古いプリンターなども放置され、車が衝突するなど事故が絶えないのだと言います。こうした迷惑行為に及んでいるのは、この道路沿いの家に住む70代の女性。
茅ヶ崎市によると、ここは市が所有している市道です。しかし、70代の女性は道の一部を先祖の代から所有してきたと主張。道を塞ぐように自転車や時には冷蔵庫などを放置しています。
取材中、70代の女性が出てきました。手にはチラシの束。それを近所の家の敷地に投げ入れました。また、農作業にでも向かうのが手には鎌も握られていました。実は、この近隣では70代の女性から嫌がらせをされたという住民が後を絶たないのです。
警察に通報したと言います。また、女性に注意したところ思わぬ報復を受けたという人も。
茅ヶ崎市は自転車などの撤去について女性に働きかけていますが応じず、今も住民とトラブルが続いていると言います。
自宅前の私道が突然廃止に…
仙台市に住む野上さん(59歳 仮名)は突然、自宅の前を通る私道が廃止され困惑しています。
問題の私道は、地元の男性が所有する土地。道路の一部に駐車場が作られ、野上さんの敷地と私道の境界線には男性によって建てられた高い壁が。なぜ私道が廃止されたのでしょうか?
山内さんが所有している私道は、固定資産税が課される対象でした。そこで、駐車場やアパートを作り土地を有効活用しようと仙台市に私道の廃止を申請。許可が下りたと言います。
しかし、野上さんには仙台市から何の連絡もなかったと言います。市からは「今回のケースは住民に通告する必要がない」と言われたそうです。
さらに、思わぬ不具合が。野上さんは敷地内に新しく家を建てました。新居と2軒分の水を賄うには水道工事が必要ですが、水道管が壁の下にあるため工事ができない事態に。野上さんが仙台市に相談すると私道の廃止を撤回しました。
これに対し山内さんは「いったん仙台市が認めたことを仙台市のミスでまたもとに戻すのは我々にとってはすごく不利益」と言っていました。山内さんは今、市を相手に裁判を起こしています。
「とくダネ!」
真相チェイス!直撃御免
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