免疫力とは、病気の原因となる菌や体にできる異物をマクロファージという掃除役の細胞が排除する力です。このマクロファージが血液や筋肉、皮膚など体中のいたるところに存在し健康を守っていますが、不規則な生活やストレスなどでマクロファージの働きが弱まり異物を排除できない人が急増しています。
健康の鍵を握るマクロファージをパワーアップさせ病気にならない身体を作る夢のような物質が近年明らかになってきました。それがリポポリサッカライド、通称LPSです。
LPSは土や野菜の中にいる微生物の成分の一つで、もともと人間の体にはありません。しかし、LPSを積極的に摂取することで風邪やインフルエンザの予防、花粉症の抑制、がんになりにくい体が作れると言います。
LPSの効果①肌荒れの改善
アトピーの犬に1ヶ月LPSを摂取させたところ肌が改善したと言います。この効果は人でも同じです。
実は皮膚の中にも多数の免疫細胞が存在します。LPSを摂取することで肌の入れ替えを速め、荒れた肌を改善しキメの細かい肌になれることが分かったのです。
LPSの効果②アルツハイマー病予防
65歳以上の日本人の15%が患っているアルツハイマー病は、アミロイドβが脳にたまり脳が萎縮してしまう病気です。近年、これもLPSの摂取でアミロイドβの掃除を促進することが報告されています。
脳の免疫細胞は睡眠中に最も活動します。つまり毎日十分な睡眠をとることも脳を守るのに欠かせないことなのです。
LPSの効果③がん予防
1日に約5000個できるというがん細胞も、免疫細胞により排除できることが分かってきました。LPSの十分な摂取でがん発症のリスクまで低くできる可能性があるのです。
キレイ好きな人はLPSが少ない
LPSは土壌や自然に含まれる微生物にいるため、頻繁に殺菌したり掃除しすぎるのはかえって免疫力を下げる要因になってしまうのです。
LPS食材
第3位:レンコン
LPSは主に土にいる微生物の成分なため土で育つ根菜に多く含まれています。中でもレンコンには皮や節の部分に沢山のLPSに含まれています。
第2位:メカブ
海の中で育つ海藻類は農薬や肥料が使われていないので自然に近い状態でLPSが含まれています。メカブには特に多くのLPSが含まれています。
第1位:玄米
玄米の周りについているヌカにはLPSが大量に含まれています。
ヨーグルトと食べると効果アップ
ヨーグルトに含まれる乳酸菌はLPSと同時に摂取すると強い相乗効果が生まれることが分かっています。
LPS体操のやり方
1、右手で左手の指先から体の中心に向かってこする
2、左手で右手の指先から体の中心に向かってこする
3、足なども同様に行いましょう
「世界一受けたい授業」
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