雪男イエティの真実 前編|幻解!超常ファイル

ヒマラヤの神秘イエティは、全身毛で覆われ直立歩行するという未確認生物です。60年に及ぶ捜索にも関わらずその正体は明らかになっていません。

 

イエティが世界的に有名になったのは、ヒマラヤ山脈にそびえ立つエベレストと深い関係があります。

 

 

1953年、イギリスの遠征隊は人類で初めてエベレストの登頂に成功。その2年前、イギリス遠征隊は一番乗りを目指しヒマラヤを訪れていました。

 

隊員のエリック・シプトンが標高6000m付近を歩いていると、長さ30cmを超える二足歩行のような足跡を発見。これを見た地元のガイドは「イエティの足跡だ」と言いました。

 

イエティとは地元に古くから伝わる恐ろしい生き物。シプトンが撮影した足跡は、世界中で報道され大きな話題となりました。それ以降、エベレストとその周辺を目指す登山家の間でイエティの目撃証言が相次ぎました。

 

1986年、イタリアの登山家ラインホルト・メスナーは10mの近さで直立歩行する生き物を目撃。「それはクマでもサルでもない未知の動物だった」と言っています。

 

1998年、アメリカの登山家クレイグ・カロニカも2体のイエティと遭遇。「光沢のある黒い毛に覆われ人間よりも頭が大きく両腕も長かった」と証言しています。

 

イエティの噂は、欧米の人々にとっても世界最後の秘境に未知の生物がいるというロマンを掻き立てました。

 

1954年、イギリスの新聞社が世界で初めて専門の調査隊をヒマラヤへ派遣。イエティを生け捕りにしようと大捜索を行いました。さらに日本からも1959年、東京大学の教授を中心とした学術探検隊がイエティ捜索を行っています。しかし、これらの調査では謎の足跡や遠くに何かの動物を目撃することはあったものの、正体を特定できる痕跡や映像は得られませんでした。

 

また1986年、ついにイエティの撮影に成功したと言われたウールドリッジの写真ですが、雪山で露出した岩が動物に見えたものだと後に判明しています。

 

「幻解!超常ファイル ダークサイド・ミステリー」
雪男イエティの真実 前編

 

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