辺見マリが占い師に貢いだ5億円の真相

辺見マリ(へんみまり)さんは19歳の時に「経験」が大ヒットし芸能界デビュー。1972年には俳優の西郷輝彦さんと結婚し、2人の子宝に恵まれました。しかし、1981年に西郷輝彦さんと離婚。離婚したものの2人の子供と両親と暮らし幸せに満ち溢れた日々でした。

一家の大黒柱となった辺見マリさんは収入のため芸能界に復帰。仕事といえば地方のキャバレーまわりでしたが、家族のためと思えば苦になりませんでした。

しかし38歳のとき、些細なことから歯車が狂っていきました。

ある日、喫茶店で仕事の打ち合わせをしていると「辺見マリって古くない?」という会話を耳にしてしまったのです。さらに、テレビ局の打ち合わせでも「若い子が中心なのでマリさんには何もしていただかなくて大丈夫です」と言われてしまい、辺見マリさんは寂しさと孤独を感じ始めました。

拝み屋に騙される

そんな時、最も信頼を置いていたマネージャーから悪い事をお祓いできる拝み屋を紹介されました。辺見マリさんはもともと占いに関心があったので神田と名乗る拝み屋に会いにいきました。

神田に会いにホテルの1室にいくと、神田とその夫と娘がいました。神田は「神様の声が聞こえる」と辺見マリさんに言いました。最初は占いというより軽い身の上話でした。辺見マリさんは仕事や家族の不安を誰かに話したかったのです。

ある日、拝み屋神田から「娘のエミリさんの目が悪くなっている」と言われました。マリさんは家に帰ってエミリさんに聞くと視力が下がっていたことが判明。それから神田にのめりこんでいくようになってしまいました。

神田は「このままだと息子がグレてしまう、5千円あれば救うことができる」と小額ながら金銭の要求を始めました。辺見マリさんは、これで家族が守れるならと躊躇することなく支払いに応じました。すると、「えみりちゃんが事故にあう、1万円で救うことができる」「お父さんが内臓の病気にかかるのを2万円で救うことができる」「家族が病気になるのを30万円で救うことができる」と金額は徐々にエスカレート。それでも辺見マリさんは貯金をおろして神田の言葉を聞き続けました。

数ヶ月後には神田は辺見マリさんにマンションを借りさせ、神田の友達の安藤とその兄と6人で暮らすようになりました。神田の指示で食事をコントロールされ72kgまで太らされ、仕事も辞めるように指示され世間から隔離されました。

長時間に及ぶ正座白いトレーナーの上下を着て外出する修行、そのままの姿で外食する奇怪な修行まで行われました。

神田のお告げを聞き始めて1年ほど経ったある日、「神の声が聞こえなくなった」と言って神田一家は失踪。これまで神田に支払った金額は990万円にも及んでいました。

神田がいなくなると安藤が「神の声が聞こえるようになった」と言い出しました。安藤は「お金は汚れている、汚れたお金はギャンブルで使って浄化しないとあなたの身に不幸が起きる」と言い、辺見マリさんのお金でマカオへギャンブル旅行へ行くようになりました。

貯金はあっという間に底をつき、貯金がなくなった辺見マリさんはついに家族で住んでいた家を売ってしまいました。さらに、15歳で芸能界入りした娘・辺見えみりさんのCM出演料やギャラにまで手を出してしまい子供たちは家を出ていきました。

お金のなくなった辺見マリさんに対して安藤は仕事に復帰するように指示。安藤の指示でヘアヌードを撮られたのです。そしてダイエットに成功した辺見マリさんに安藤はダイエット教室を開くように指示。しかし、数千万円にもおよんだ授業料を安藤が持ち逃げ。ここで辺見マリさんは怒りと共に目を覚ましたのです。

こうして13年間にもおよんだ安藤と決別しました。辺見マリさんは占い師によって5億円を失ったのです。

「サタネプ☆ベストテンSP芸能界消えた金額ランキング!」
辺見マリが占い師に貢いだ5億円の真相

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