1973年に放送が開始された朝の子供番組「ひらけ!ポンキッキ」の伝説のおねえさんが木の内もえみ(きのうちもえみ)さんです。
木の内もえみさんは1987年、500人以上のオーディションを勝ち抜き、見事ポンキッキ8代目おねえさんに大抜擢され、1989年までの3年間をつとめました。彼女の歌声と笑顔で番組視聴率は20%に急上昇。初めてファンクラブも設立されたポンキッキ伝説のおねえさんです。
しかし、木の内もえみさんは人気絶頂の中、理由を語ることなく番組を突如卒業しました。
ポンキッキのおねえさんは子供たちの憧れの存在で、純粋なイメージが大切なため、お酒やタバコはもちろん恋愛も禁止されていました。
しかし27歳の時、木の内もえみさんは好きな人が出来てしまったと言います。相手は友人の紹介で出会った医学部の学生。そしておねえさんの仕事を取るか、結婚を取るか悩んだ結果、結婚を選びました。
現在、54歳になった木の内もえみさんは茨城県つくば市で暮らしています。結婚後、出産した2人の子供たちは今では立派な大人に。何の不満もなく幸せに過ごしてきたかに見える木の内もえみさんですが、実は長年ずっとある想いを引きずっていたと言います。それは芸能界への未練。おねえさんだった過去を封印し、自身も忘れる努力をしました。
ところが32歳の時、幼稚園の親子行事で泣き止まない娘に絵本を読んだところ、木の内もえみさんのもとに子供たちが集まり始めました。すると、周りにいたママたちがポンキッキのおねえさんだと気付き、読み聞かせのオファーが殺到したのです。
そんな木の内もえみさんの読み聞かせには今、200人以上の子供たちが集合しています。自慢の歌声も披露し、ポンキッキ時代に劣らぬ人気ぶりです。木の内もえみさんは今も子供たちの前で輝き続けています。
「爆報!THEフライデー」
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