詐欺師の家政婦に洗脳された毬谷友子|爆報!THEフライデー

毬谷友子(まりやともこ)さんは、1985年に宝塚歌劇団を退団し、1993年の「デザートはあなた」でヒロイン役を演じ一躍話題に。以来、個性派女優として舞台やドラマにと幅広く活躍しました。

 

そんな毬谷友子さんが2014年8月、ツイッターで事件に巻き込まれたことを告白しました。

 

詐欺師の家政婦との出会い

毬谷友子さんが自称・家政婦と出会ったのは1995年5月。当時35歳で独身だった彼女は私生活に寂しさを感じ犬を飼い始めたものの、多忙をきわめていたため留守中に愛犬を見てくれる人がいないか探していました。すると、社長夫人で友人の加藤(仮名)さんが家政婦を紹介してくれました。

 

やってきたのは田中(仮名)と名乗る60歳の女性。自らのことを大手企業の重役だった夫を亡くし独り身だと話しました。何の違和感も感じなかった毬谷友子さんは、田中を家政婦として雇うことを即決。しかし、これが悪夢の始まりでした。

 

無償の愛を注ぐ家政婦…

家にやってきた家政婦の田中は、よく働き家政婦として文句のつけようがなかったと言います。そして毬谷友子さんの家を訪れる時には必ずお土産を持ってきて、お金に困っていないことをアピールしていました。さらに、家政婦を頼んでいない日も訪ねてきて、母親のように無償の愛を注いできたと言います。

 

そしてダメ押しとも言える家政婦の優しさが毬谷友子さんの心を完全に制圧しました。それは毬谷友子さんの父・矢代靜一さんが死去した時のこと。家政婦は悲しむ毬谷友子さんに朝まで付き添ったと言います。そして毬谷友子さんは家政婦に家の合鍵を渡してしまいました。

 

家政婦が居座るように

すると家に置いていたお金を入れた封筒がなくなったり、お財布の中身が減ったりしました。さらに、仕事の空き時間に家に帰ると家政婦が勝手にあがりこみリビングでくつろいでいたと言います。

 

しかし「空気を入れかえに来た」という家政婦を、何て優しい人と思い込み、家政婦に洗脳されていきました。

 

その後は家政婦のやりたい放題。毬谷友子さんのお金で旅行に連れて行ってもらったり高級レストランへ繰り出す日々。気づけば家政婦はほぼ毎日居座るようになり、当然その生活費も毬谷友子さんが出すようになっていきました。

 

そんな月日が3年も続きました。

 

家政婦は詐欺師だった!

しかし1998年3月、家政婦を紹介した友人の加藤さんから電話がかかってきました。

 

実は友人のもとに家政婦紹介所から「田中は以前詐欺騒動を起こし退会させた人間なので注意して下さい」と連絡が入ったというのです。

 

あまりに真剣な友人に負け、寝室の宝石を見てみるとなくなっていました。さらに100万円の着物もなくなっていました。

 

その後、毬谷友子さんを心配した友人が家政婦を警察につきだすために探偵を雇い、質屋で盗品を売る瞬間を押さえました。

 

警察から家政婦・田中はボロボロのアパートに住む詐欺の常習犯だったと聞かされましたが、なかなか受け入れられなかったそうです。

 

「爆報!THEフライデー」

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