ジューンブライド&キャンドルサービス&婚約指輪の黒幕|月曜から夜ふかし

ジューンブライドの黒幕

世の女性たちは「6月の花嫁は幸せになれる」とのたまっていますが、これこそが黒幕の思うツボです。

横浜ベイ・シェラトンホテルウェディング担当の阿部佳奈子さんによると、6月は元々日本だと梅雨の時期で不人気の時期だそう。そんな6月に挙式を挙げてもらうためにBMCというホテル団体がジューンブライドを考えたのです。

今から45年前、ホテルの支配人たちは梅雨にがた落ちする売上に頭を悩ませていました。そこで英語でジューン(6月)は結婚を司る女神ジュノーが由来しているという日本人が聞いてもよくわからないヨーロッパの理屈を持ち込みました。

しかし、庶民はこれに踊らされ6月は大人気の月になりました。

キャンドルサービスの黒幕

キャンドルサービスの黒幕は、ロウソクのカメヤマです。1959年、その頃のロウソクといえば主に仏具として使われるのがほとんどでした。

そこで何か新しいことが出来ないかと考えた当時の営業課長が、自分の結婚式で日本初のキャンドルサービスを行いました。これが瞬く間に全国に広がったのです。

なぜなら本来ご飯を食べるしかやることがない披露宴で、キャンドルサービスは丁度いい暇つぶしになったからです。その明かり一つ一つでロウソク屋さんにお金が落ちているのです。

婚約指輪の黒幕

なぜか日本人は「婚約指輪は給料の3か月分」という常識をすり込まれています。もちろん黒幕はダイヤモンド業界

そもそも婚約指輪にダイヤモンドを贈る風習は、1950年代アメリカで始まりました。その時に使われた宣伝文句が「給料の2ヶ月分」でした。これが見事に当たりアメリカの男性は本当に給料の2か月分をはたくようになりました。

それを1970年代ダイヤモンド業界が日本に持ち込んだのです。ところが、海を渡る途中どさくさにまぎれて、もう1ヶ月分追加されました。

ちなみに、婚約指輪にダイヤモンドを贈る習慣があるのは黒幕に踊らされたアメリカと日本だけです。

「月曜から夜ふかし」

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