心霊写真のトリック&捕獲された宇宙人|幻解!超常ファイル

NHK総合テレビの「幻解!超常ファイル ダークサイド・ミステリー」で怪奇映像はこうして生まれる~これで心霊写真も怖くない~が放送されました。

 

数十年に渡り世界をだまし続けた怪奇映像が「捕獲された宇宙人」です。1950年代から本や雑誌を通じて世界中に広まった謎の写真。「アメリカが隠蔽している宇宙人だ」「毛をそったサル」だと議論されてきましたが、長年その出所は不明のままでした。ところが近年、その出典は1950年3月にドイツ週刊誌「ノイエ・イルストリアーテ」の創刊号だと判明。アメリカで宇宙船が墜落し火星人が捕獲されたというスクープ記事の中に「捕獲された宇宙人」の写真があったのです。しかし翌週の号には「創刊号はエイプリルフール特集。火星人の物語は空想のものです」と書かれていました。2ヵ月後、「捕獲された宇宙人」の写真はアメリカ空軍の雑誌「トーク・オブ・タイムス」に掲載されました。しかし肝心のエイプリルフールの嘘というオチは掲載されなかったのです。アメリカ空軍が取り上げたというお墨付きを得た写真は、その後世界各地の出版物に掲載され孫引きを重ねるごとに謎めいた1枚へと膨れ上がっていきました。

 

一方、怪奇映像の中には写真そのものに明らかに奇怪な現象が写りこんでいる場合があります。その代表が心霊写真です。プロカメラマンの久門易さんは、心霊写真を撮影技術の面から検証。写真を楽しむテクニックの一つとして紹介しています。人の顔がぼんやり写ったり体が消えたりする心霊写真のポイントはカメラのシャッタースピードにあると言います。シャッタースピードを長めに設定し、黒い服で素早く動くと、カメラは服より明るい背後の風景を写し出すため、体が透けて顔だけが残る写真を撮ることができます。そしてオーブの原因はストロボです。長年放置された廃屋や霧が濃い森の中など、いかにも霊が出そうな場所でストロボを使うと、ホコリや水滴が反射してオーブが写りやすくなります。