鉄欠乏性貧血&不応性貧血|健康カプセル!ゲンキの時間

TBSテレビの「健康カプセル!ゲンキの時間」で貧血について放送されました。実は日本は貧血大国です。女性にいたっては50歳未満の22.3%が貧血をかかえていると言われています。

 

貧血の多くは体から血液が失われることで起こります。特に女性は月経があるため男性よりも貧血になる割合が高く、男性は月経がないぶん体の内部で出血を起こす病気にかかっているケースが多いと言います。

 

侮れない貧血 一番多い鉄欠乏性貧血とは?

貧血にはいくつか種類があり、中でも多いのが鉄欠乏性貧血です。そもそも血液に含まれる赤血球では鉄分によってヘモグロビンが作られ、それが酸素と結びついています。そして血管を通り体の様々な部位に酸素を送り届けています。ところが、鉄欠乏性貧血になると鉄分が不足するためヘモグロビンも減り赤血球の形も変化。結果、体中に送られる酸素まで少なくなってしまうのです。また、その状態になると少ない酸素を体中に循環させようと心臓の働きが激しくなります。すると、その分負担がかかるため放っておくと心不全を引き起こすこともあるので注意が必要です。見た目での判断は爪が反り返るというものがあります。他に氷などの固いものや普段食べないものを無性に食べたくなるという症状があります。

 

急増している隠れ貧血とは?

そもそも鉄分は肝臓にあるフェリチンという場所に貯まっています。血液中のヘモグロビンを作るさいは、そこから必要な鉄分が送り出されており、銀行の預金のようなものです。常に鉄分が補給されていればフェリチンの量は変わりません。しかし、フェリチンが減ってくると検査では貧血と出ないのに体全体の鉄分を失われていることになります。そうした状態の人は貧血予備軍「隠れ貧血」と呼ばれています。そのまま放っておけば、いずれフェリチンがなくなり貧血に陥ってしまうので注意が必要です。

 

貧血チェックポイント

1、疲れやすい
2、眠っても疲れがとれない
3、階段や坂道などで息切れ
4、動悸
5、顔色が悪い
6、脚がむくみやすい
7、爪が反り返る(スプーン爪)
8、普通は食べないものを食べたくなる

一つでも当てはまれば貧血の疑いがあります。

 

貧血による難病 壮絶な闘病の記録

樋口大悟さん(39歳)は12年前、貧血による病で死の淵をさまよいました。樋口さんは幼い頃からスポーツ万能で病気とは無縁の毎日を送っていました。しかし12年前、赤血球・白血球・血小板の数が減少していることが判明。精密検査の結果、不応性貧血(骨髄異形成症候群)であることが分かりました。およそ4万人に1人しか発症しない難病でした。主な原因は骨髄の異常です。血液の細胞自体がうまく作られないことで貧血症状を引き起こし、白血病に移行する危険性が高い病気です。様々な治療が適応しないため不応性貧血と呼ばれています。治すには他人からの骨髄移植しかありません。しかし、骨髄移植は体が拒否反応を起こすことが多く死亡するケースも少なくありません。

樋口さんは気力が薄れ、当時していたスポーツインストラクターの仕事を辞め家に引きこもるように。骨髄移植を受ける決心もつきませんでした。樋口さんは両親が離婚しており、母親と二人暮らしでした。昼前に起きるとテーブルには必ずおにぎりが二つおいてありました。苦悩する息子へ唯一贈ることのできた優しさでした。

発病から3年、症状が悪化し白血病に移行。余命2年を宣告されました。それでも、移植の決心はつきませんでした。そんな時、友人の「生きていれば後はなんとかしてやるから生きろ」という言葉に背中を押されました。

樋口さんは骨髄移植を受けました。しかし、待ち受けていたのは想像を絶する痛みでした。放射線の影響で喉が焼け眠ることすらままなりませんでした。さらに、心臓が炎症を起こすこともありました。苦闘し続けること1ヶ月半、樋口さんは病に打ち勝ち退院。その頃から樋口さんの人生も一変しました。

それから9年、病気は完治し、樋口さんは日常の幸せかみしめながら夢を追いかけています。




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