インドネシアの人食いヘビだらけの村|ザ!世界仰天ニュース

2017年3月、29歳の男性が巨大なヘビに丸呑みされ命を落としました。しかも、事件はジャングルなどではなく普通に人が暮らす村で起こりました。

巨大ヘビがいるのは、インドネシアのスラウェシ島マムジュにあるサルビロ村です。サルビロ村は都市部からは離れていますが、約290世帯1300人ほどが暮らしています。産業は油ヤシの栽培です。

村人を飲み込んだのと同じくらい巨大な蛇は、この辺りには多く生息しているんです。(マルジュム村長)

インドネシアには密林が多く、巨大ヘビが多く生息しています。そんなインドネシアの中でもアルビロ村は「大蛇の巣」と呼ばれ、巨大ヘビが特に多く生息する地域です。

アミメニシキヘビは、最大で10メートルにもなり世界最大の人食い大蛇として知られています。しかし、巨大ヘビは農作物を荒らすネズミなどの害獣を食べてくれたりするため、警察は通報があったり家畜や人に危険がない限りは放っておくのだと言います。ちなみに、通報を受け捕獲した大蛇に限り業者へ引き渡すと言います。

そんな巨大ヘビの村ですが、今まで人間が襲われたことは1度もありませんでした。一体なぜ事件は起こったのでしょうか?

ムハマッド・アクバルさん(29歳)は、妻と子供2人の4人家族でした。事件の日は下の子が生まれたばかりだったため、妻と子供たちは遠く離れた実家に戻っていました。アクバルは、愛する家族のため仕事に精を出していました。仕事は油ヤシ園農家。専用の道具を使って収穫をします。

その日、高いところに生えているヤシを採ろうとたまたま近くにあった竹で収穫道具の長さの調節をしていました。ところが、竹で手を切ってしまいました。怪我に気を取られてしまったのでしょう。ヘビが背後から襲い掛かったと考えられました。

巨大ニシキヘビの噛む力は特別強いわけではありません。しかし、鋭い歯が全て内側に向かって生えているため肉をえぐりとらない限り引き離すことはできません。しかも、巨大ヘビは噛みついたらすぐに巻き付いてきます。そうなった逃げるのは不可能です。

ニシキヘビは、獲物を締め付けて窒息させると考えられてきましたが、最近の研究で締め付けで血の流れを止め窒息させるよりもはるかに早く獲物を殺すことが判明しました。アクバルさんも締め付けられ丸呑みにされたと考えられます。

「ザ!世界仰天ニュース」
史上最強 巨大ヘビの真実

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