長引く頭痛の本当の原因「発作性片側頭痛&睡眠時頭痛」|たけしのみんなの家庭の医学

テレビ朝日の「たけしの健康エンターテインメント!みんなの家庭の医学」で長引く頭痛の本当の原因スペシャルが放送されました。いまや15歳以上の日本人の3人に1人が悩まされている頭痛。しかし、自分がどんなタイプの頭痛かは分かっていますか?頭痛といえばお馴染みなのが、肩や首のコリと供に頭全体が締め付けられるように痛む緊張型頭痛。そして、主に頭の片側が脈打つようにズキンズキン痛み吐き気がすることもある片頭痛。この2つが日本人に多い2大頭痛です。しかし、あなたを悩ます頭痛は1種類だけとは限りません。複数の頭痛が共存していることも。頭痛の種類は多種多彩。お酒を飲むと起きる頭痛から、咳や運動をすることで起きる頭痛、飛行機に乗ると起きる頭痛まで。国際頭痛学会の最近の分類によれば頭痛の種類は350種類もあるのです。そんな中、埼玉国際頭痛センターセンター長の坂井文彦(さかいふみひこ)先生が警告するのは、頭痛の種類が違えば治療法、対処法も違うということ。間違った治療を続けても良くならないのです。

 

発作性片側頭痛

発作的に片側の目の奥が刺すように痛み、目が充血して涙が止まらなくなる頭痛です。詳しくはまだ分かっていませんが、なんらかの原因で自律神経を司る脳幹にトラブルが発生。突然、三叉神経が異常に興奮することで頭痛が引き起こされると考えられています。しかし、発作性片側頭痛には特効薬があります。それは湿布や風邪薬などでお馴染みのインドメタシン。そのメカニズムはまだ分かっていませんが、インドメタシンは脳幹に作用することで発作性片側頭痛に劇的な効果を発揮することが知られているのです。

 

睡眠時無呼吸性頭痛

これは睡眠時無呼吸症候群が原因で起きる頭痛です。睡眠時無呼吸症候群とは、睡眠中に何度も呼吸停止を繰り返す病。肥満やあごが小さいことなどが原因で睡眠中、舌の付け根が気道をふさぐために発症することが多いと考えられています。この病になると睡眠中に脳が低酸素に陥るので、朝起きた時に頭痛がすることがあります。

 

巨細胞性動脈炎による頭痛

巨細胞性動脈炎とは、こめかみの辺りを通る側頭動脈に炎症が起きる病で、高齢者に多いです。ものを噛むと側頭筋が収縮し、動脈が圧迫されるため痛みが出ます。この時、脈打つような痛みが出るため片頭痛と間違いやすいです。巨細胞性動脈炎は脳梗塞の原因にもなるため早期発見が重要です。

 

脳腫瘍による頭痛

脳腫瘍によってトイレにいきむと痛い頭痛が起こることがあります。頭の中に腫瘍ができると圧迫され、いきむことで頭蓋内の圧力が下がり頭痛が起きるのです。脳腫瘍はゆっくり大きくなるため激しい症状が出にくく見つけにくいです。しかし、数ヶ月の間に頭痛が悪化していったり、ろれつが回らない、麻痺、しびれ等が頭痛と一緒に起きる場合は脳腫瘍があるかもしれません。

 

睡眠時頭痛

睡眠中に痛みで目が覚める頭痛のこと。詳しいメカニズムはまだ分かっていませんが、睡眠中の脳の状態をコントロールする脳幹の異常が原因だと考えられています。この脳幹の異常は市販薬の飲みすぎで引き起こされることもあります。そもそも私たちの体は痛みを感じると脳幹が痛みを抑える物質を出すようになっています。しかし、長期に渡り用量以上の頭痛薬を飲み続けると、薬の成分によって痛みが強制的に抑えられるため脳幹が本来の役割を必要ないものと判断し、その機能に異常が発生。痛みを抑える物質を出さなくなるばかりか、睡眠中の脳を安静に保つことも出来なくなり、ちょっとした刺激で脳が興奮。頭痛が起きて目を覚ますようになってしまうのです。睡眠時頭痛の治療法はメラトニンの働きを良くして脳の安静を保つことです。