フロリダの扇風機おばさん|ザ!世界仰天ニュース

日本テレビの「ザ!世界仰天ニュース」でフロリダの扇風機おばさんについて放送されました。

 

韓国女性のハン・ヘギョンさんはコンプレックスがありました。それはエラの張った顔。そこで、闇医者の勧めでエラの周りにシリコンを打ちました。気になっていたエラは目立たなくなり美しくなれた気がしました。もっと美しくなりたいと顔にシリコンを打ち続けました。その結果、顔はお月様のようにまん丸に。やがて、異物注入に依存するようになり顔は巨大に膨れ上がってしまいました。ハン・ヘギョンさんは韓国のテレビに取り上げられ「扇風機おばさん」と呼ばれました。何度も手術を受けたものの元には戻りませんでした。そんな女性がアメリカにもいました。

 

フロリダ州マイアミに住んでいたキャロル・ブライアンさんです。若い頃からその美しさは際立っていました。40代になってもその美貌は衰えませんでしたが、30代後半から目元の小じわや眉間の縦ジワが気になっていました。そこで美容クリニックへ。勧められたのはボトックス注射。ボトックス注射は筋肉の動きを抑制する効果があります。つまり、表情筋の動きを抑えることで表皮のシワを目立たなくするのです。しかし、注射の場所や薬剤の量などによっては表情の喪失や頭痛、目を開けにくくなるといった副作用が起きることもあります。注射を打つだけという気軽さでキャロル・ブライアンさんはためらいなく打ちました。効果は3か月~半年。キャロル・ブライアンさんは定期的にクリニックに通って注射を受けました。しかし、47歳の時ボトックス注射の効果が薄れているように感じました。クリニックに行くとフィラー注入と呼ばれる方法を勧められました。たるんだ皮膚に充填剤を入れることでシワのないハリのある状態を作り出すというものです。医師の勧めるまま額全体と頬に少し打ちました。

 

ところが、しばらくすると額の所々が腫れだしました。触るとジュクジュクした感触と鈍い痛みがありました。クリニックに行くと、もう少し経てば腫れも引くと言われました。しかし3か月後、キャロル・ブライアンさんの額は一面腫れあがってしまいました。医師は2種類の成分を混ぜて顔に打ちました。そのうちの1つが液状シリコンでした。シリコンは皮膚の中で生体分解できず体外にも排出できません。そんな異物が入ると隔離しようとその物質を封印する反応が起こります。その時に生成されるのが異物肉芽腫と呼ばれるもの。これが腫れの原因でした。つまり、液状シリコンの注入はかなりの危険を伴う行為なのです。やがて、美しかったキャロル・ブライアンさんの顔は無残なものになっていきました。額から頬にかけて広く浸透したシリコンが慢性的な炎症を引き起こし、肉芽腫が増大していったのです。

 

キャロル・ブライアンさんは一日中部屋に引きこもるようになってしまいました。3年が経った2012年。娘のソフィア(18歳)はアメリカ中の大学病院に連絡をとり治療してくれる医師を探しました。すると2013年3月、UCLA(カリフォルニア大学ロサンゼルス校)形成外科のレンザ・ジャーレイ医師から返事がきました。キャロル・ブライアンさんは3年ぶりに家を出てカリフォルニアへ行きレンザ医師の診察を受けました。レンザ医師はチームを組みました。その中に微小血管外科の権威ブライアン・ボイド医師もいました。手術が行われたのは2013年4月、額を切開し可能な限りシリコンを取り除いていきました。しかし、キャロル・ブライアンさんの額の内部では想像以上にシリコンと組織の同化が進行し取り除けるのはわずかでした。しかも、手術中にシリコンが右目へつながる動脈に流入し、右目は見えなくなってしまいました。すぐに2度目の手術が検討されました。2013年10月、ボイド医師の執刀で2度目の手術が行われました。それは額の皮膚をシリコンの入り込んでいる皮下組織の部分まで除去し、そこに背中から取ってきた皮膚を移植するという大がかりなもの。移植した皮膚がきちんと機能するためには細い血管や神経を繋ぎ合わせる高い技術が必要です。手術は17時間にも及びましたが無事成功しました。その後も移植した皮膚をなじませるため計4回の手術を受け、額は徐々に滑らかになっていきました。

 

現在、キャロル・ブライアンさんはロサンゼルス近郊に住んでいます。顔は滑らかに戻っています。

「今の自分に満足しています。これ以上はもう望まないわ。娘が背中を押してくれなければ今もあの顔のままだったでしょう。右目の視力は失ったけど、それだけで済んだのはラッキーだったとさえ思ってるわ。先生たちには言い切れないくらい感謝しています」(キャロル・ブライアンさん)

現在、キャロル・ブライアンさんは美容整形で外見を損なってしまった人々をサポートする団体の活動に尽力しています。

「美しくなりたい気持ちはもちろん理解できます。でも、医師が勧める施術にどんなリスクがあるのかをしっかり理解した上で行ってほしいです」(キャロル・ブライアンさん)




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