美雪花代は今…|爆報!THEフライデー

美雪花代(みゆきはなよ)さんは1977年、宝塚歌劇団に63期生として入団。3年の早さで花組のトップ娘役に抜擢されました。

現在57歳になった美雪花代さんは、北海道日高町でサラブレッド生産牧場を営んでいます。三城牧場は広さ30ヘクタール、繁殖牝馬16頭、子馬9頭を飼育しています。しかし、三城牧場は経営危機に陥っています。そこには、セレブ妻から一転、過酷な現実がありました。

宝塚引退後、美雪花代さんは1990年に一般男性と結婚しました。翌年には長男・崇文くんを出産。しかし、18年の結婚生活の後に離婚しシングルマザーに。

途方に暮れていた50歳の時、知人の紹介で小川義勝さんと知り合い再婚しました。馬好きの義勝さんが経営していたのが三城牧場でした。テレビ番組でもセレブ妻として紹介され、幸せな結婚生活を送っていました。

しかし、結婚から5年で義勝さんがすい臓がんで他界。牧場はたたむつもりでした。

ところが、義勝さんは「牧場は続けてくれないか?」と遺言を残していました。素人に牧場など経営できるわけがありませんでした。それでも美雪花代さんは愛する夫の遺言を守り、2015年に社長に就任しました。

しかし、突然就任した新米社長に不安をおぼえ7人いた従業員たちは次々と辞めていき、残った従業員は1人でした。そのため、古くからの取引先に頭を下げてまわり運営を教えてもらいました。そして、ようやく運営を教えてくれる人が現れてもお金の問題に直面しました。エサ代や寝わら代、光熱費、人件費など、月にかかる経費は400万円にもなると言います。

そんな美雪花代さんは今、一発逆転をかけ勝負にでています。それが、高額馬の種付け。有名馬の優秀な血統、つまり種付け料が高ければ高いほど、その子馬をセリで売るさいの利幅は大きくなります。高額な種付け料を捻出するため、夫の残してくれた豪邸を売却しました。

今では牧場スタッフも5人に増え、牧場の名前をヴェルサイユファームに改名。そんな美雪花代さんの夢は、自分の牧場から出た馬がパリの凱旋門賞で1着を獲ることだそうです。

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